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読書日記2009 <No.13>

book納棺夫日記
著者:青木 新門
出版社:文春文庫

 

 遅ればせながら、映画「おくりびと」を観た。評判どおり、素晴らしい作品で感動した!!!
何よりも俳優陣の演技が上手く、特に本木雅弘さんの美しい身のこなしにあっぱれという感じ。また随所に流れるチェロの音色と、向田邦子のエッセイでヒントを得たという石文(石を贈って想いを伝える)のエピソードが効いて、深みのある映画に仕上がっている。
モントリオール世界映画賞グランプリに続いて、このアナ日記が掲載される頃にはアカデミー賞最優秀外国語映画賞も受賞しているかも(?)知れない・・・・。

 さて、映画「おくりびと」は、この本『納棺夫日記』を読んだ本木雅弘さんが感動して誕生したといわれている。

 著者の青木氏は、大学卒業後、富山市内で飲食店を経営するが倒産。新聞の求人広を見て、冠婚葬祭会社に就職する。そこで、初めて湯灌・納棺の仕事を体験し、最初はとまどいながらも次第に<死者の尊厳を守り、美しく棺に納める>という自己の仕事に誇りを持ち、生きる意味についても思索するようになる。
富山という土地柄、浄土真宗・親鸞の教えから、<ひかりと命>の関係を解き明かそうというのも興味深い。

 そもそも、詩や小説を書くことを志していただけあって、文章がとても美しい。
時折、描写される富山の自然風景とも相まって、納棺という仕事が崇高なものに思えてきた。
       

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