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小田 崇之

第2回 OBSグループ ボウリング大会  ~最終回~  【595ぴーや】

2018/06/14  |  小田崇之

 

《前回までのあらすじ》

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社内ボウリング大会に参加した、小田・Tいち・大浜の愉快なB型トリオ。

女性は+30のハンデ。2Gトータルチームスコアで争われる大会。

優勝は到底無理だろうと、私も、そして周りの誰もが思っていたこのチーム。

しかし、1G終了時、我がチームはトップ。

その原動力は、ちゅら風とともに、この春沖縄からやってきた大浜扶美野。

1Gスコアが、ハンデもいれて【165!】

2G目も我々「レーンNo9」に、ちゅら風は吹くのか!?

いざ、勝負の2G目スタート!!!

 

 

 

2G目

 

やはり私の調子は良かった。

派手さはないが、要所でストライクやスペアが出る。

Tいちも悪くない。

課題の集中力も途切れない。

それには理由があった。

2人は2G開始前に、この言葉を誓い合った。

 

「とにかく大浜の足だけは引っ張らないようにしよう!」

と。

 

一人ががミスをすれば、もう一人がスペアやストライクでフォローをする。

互いに助け合いながら進んでいく。

全てはそう、「大浜の足だけは・・・」という想いだけ。

集中を続けるプライベート仲良し温泉コンビ。

 

結果 2G目

小田 149

Tいち 147

 

【TOTAL】

小田 151+149=300

Tいち 147+147=294

 

よかった・・・これで大浜の足は引っ張らない。

最低限の仕事は出来た。

にしても、スコアまで近い2人。

私とTいちの仲は、これからも続きそうだ。

 

 

そんな2人はどーでもいい。

話を戻そう。

エース、大浜の2G目。

 

もう周りはかなり注目をしている中だが、当の本人は、そんなことはどこ吹く琉球の風。

 

1フレーム。

はにかみながら、ちょっと困ったように眉毛を下げて一度こちらに微笑む。

そして、スタスタスタと歩いていき、投球。

 

なんの変哲もないフォーム。

上手くもなければ、下手でもない。

琉球スタイルでもない。

速くも遅くもないボールが、レーンを転がる。

 

ただ、ここで1つ気がついたことがあった。

彼女のボールは全く曲がらない。

何度投げようとも、真ん中に、まっすぐ当たる。

 

美ら海が育んだ、まっすぐで純粋で穏やかな彼女の性格のようだ。

 

1番ピンにボールがスッと当たる。

1秒後には全てのピンが倒れる。

彼女が困ったように私たちのもとに戻ってくる。

 

 

2フレーム

同じことが起きる。

 

3フレーム

・・・同じことが起きる。

 

ストライクをあらわす『×』が3つ並んだ。

 

ターキーだ。

 

bow7

 

その瞬間、一瞬の静寂の後にどよめく周囲。

私とTいちはもう言葉がなかった。

 

言葉が出ないもの。

天を仰ぐもの。

笑いだすもの。

自分の投球を忘れるもの。

メガネを拭くもの。

前回王者のWさんは、あきらめと尊敬の拍手を彼女におくっていた。

 

そんな周囲の興奮をよそに当の本人は、やはりいつもの困り顔である。

そして、静かにこう言った。

 

「わたし、どうしちゃったんでしょうねー…」

と。

 

・・・・・こっちが聞きたい。

 

 

がしかし、4フレーム時に唯一大浜が乱れた。

そのフレームが、「ストライクチャレンジ」というイベントが行われた。

ストライクを出せば、インスタントラーメンやジュースをもらえるというイベント。

 

投げる前、彼女は、カゴに入った『うまかっちゃん』を見つめていた。

九州言うたらうまかっちゃん・・・

今度買ってあげようと思う。

 

 

そして、彼女はこのゲームで伝説となる。

 

【2ゲーム目の大浜】

ストライク

ストライク

ストライク(ターキー達成)

4 9ピン(うまかっちゃん獲得失敗)

スペア

スペア

スペア

スペア

ストライク

10 9ピン

 

【TOTAL 185】

ハンデを入れると 215

 

2Gトータル 320

ハンデを含め 380

 

 

 

今あらためて書いていても恐ろしいスコア。

 

結果は言うまでもない。

我がチーム、否、大浜チームは、

 

 

画像 122

 

2位に80ピン差をつけての、完全優勝!!

 

さらに大浜は、女性部門でも2位に94ピン差をつけて個人賞獲得。

賞という賞を総なめにしてしまった。

 

 

全てが終わり、社内の人に質問ぜめに会う大浜。

 

「ボーリング部やったんか!?」

「…いいえ、全くです」

 

「得意なのか!?」

「…きらいじゃないんです」

 

「じゃあ、なんで、そんなに・・・!!??」

 

彼女はその問いに、静かにこう答えた。

 

「沖縄は…ボウリングが盛んなんです…」

(あくまで大浜の個人的意見)

 

『盛んだ』と言われても、それで納得のいくものでは全くない。

しかし、周りはそれ以上何も言えなかった。

 

兎にも角にも、我々はチャンピオンチームとなった。

 

 

帰りも、ずっと両手で商品の素敵なドライヤーを抱える大浜。

「持とうか?」と聞くと、彼女は穏やかな微笑で、静かにこう答えた。

 

画像 122

 

「…いいえ、大丈夫です。こんな素敵なドライヤー、私ずっと…ほしかったんです

 

心からの言葉だった。

本当に彼女を誘ってよかった。

 

ただ次回我々は、全チーム完全マークの中の厳しい大会になるであろう。

その際には、3人で事前沖縄合宿で調整を図りたい。

そして、揃いのポロシャツを作り、挑もうと思う。

 

~完~

 

 

 

 

※おまけ

今大会、アナウンス部からは、大浜に隠れていたが、実はあと2名参加者がいた。

彼らのコメントをスコアとともに、一応ご紹介しておこう。

 

 

 

【飯倉寛子】

飯倉 寛子

 

1G 69

2G 58

TOTAL 127(ハンデ込みで187)

 

 

《飯倉コメント》

大会後に友人とのランチが控えていたので、そちらにピークを持って行きたかった。

ただ、やれる中で自分のボウリングは出来たと思う。

心配だった脱臼しやすい指のコンディションも問題なかった。

ただ、この結果についてはサポーターの皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱい。

後半のランチに関しては、思い通りのプレーができたので、満足している。

現状に満足することなく、これからもステキなCAFEにどんどんチャレンジしていきたい。

 

 

 

 

【吉田諭司】

吉田歌舞伎

 

1G 102

2G 98

TOTAL 200

 

※前日のおはよう野球、OBSまるんちゃん’sで先発完投。

熱投するも、最終回2死から5点とられ、0-10で惜しくも敗れる。

 

 

《吉田コメント》

前日のおはよう野球の影響が大きかった。

肩の張りは確かにあったが、それはベテランとして言い訳にはならない。

なんとか試合(ボウリング)の流れを落ち着かせたかったが、大浜にのまれてしまった。

サポーターには次は良いプレーをみせたい。

 

・前日の野球に関しては?

 

得意球の7色に曲がるカーブ(けっこう曲がるカーブ・まあまあ曲がるカーブ・意外と曲がるカーブ・ちょっとだけ曲がるカーブ・あまり曲がらないカーブ・全然曲がらないカーブ・すっぽ抜けカーブ)のキレが良くなかった。

守備のミスもあったが、エースとして抑えなければならなかった。

「あと1アウト」がいかに大変かを改めて思い知った。

ビールを飲みながらW杯を観戦して、肩の回復に努めたい。

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