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2月17日(月)のチャレンジ・トゥ・ザ・フューチャー

今日のゲストは、池見林産工業株式会社 取締役社長 久津輪光一さん

でした。

池見林産工業は、1962年大分市坂ノ市に設立された、国産針葉樹(杉・桧)を原材料として内装材(一枚物のムクフローリング、壁板)を生産する特化型メーカーです。国産針葉樹を材料とする様々な製品の専門メーカーとして、内装材以外にも、流通用の「木製パレット」や「ムク桧風呂」なども生産しています。

杉や檜のムク素材の良さは吸排湿の効果が非常に高い点で、夏の多湿な時期には湿気を吸収し、冬の乾燥した時期には吸った湿気を吐き出す、自然の空調効果に優れています。

タタミ2畳分の大きさの木板で500mlもの水分を吸ったり排出したりするそうです。自然の力、恐るべし!

また、断熱効果にも大変優れていて、3cmの杉で30cmのグラスウールの断熱材と同じ断熱効果があり、健康的な住環境には木の持つ特性がとても適しているそうです。

池見林産工業では、国産針葉樹で住宅の外装や内装に使用するには不十分な状態の木材を、特殊な製法によって補修し、良質な板材に再生する、という技術を持っています。

杉や檜の製材した板の多くには、天然の穴や死んだ節があり(写真左の板に写った小さな穴やその下の節で、押すと穴が開きます)、そのままでは内装や外装用に使用することが出来ません。穴や死節のない板材は全体のおよそ1割しかないそうで、このままでは内装・外装用の木材が不足してしまいます。

そこで池見林産工業では、檜の枝で出来た特製の埋木のコマを作り、穴や死んだ節にはめ込み、表面を綺麗に加工、コーティングすることによって自然な節模様に仕上げ(写真右の板にある節です)、良質な内装・外装用の板材に再生します。檜で出来た埋木は直径1cm~3cmの大きさで、穴や節に合わせて綺麗に対応可能です。

(写真の薄い節が檜の埋木で補修を施した箇所ですが、見た目や手触りも大変美しく、この綺麗な仕上がりを見て、自然の節も埋木に変えて欲しいというお客様もいらっしゃるそうです。)

この製法によって再生した檜のムク素材は、通常の補修なしのムク材に比べて

お求めやすい価格になっていますので、この板材を使用することによって檜の良さをよりお手ごろで身近に感じていただけます。

近年は国産木材の需要が大変増えているそうで、その土地の木材で住宅や校舎などを建築し、その地域の木材の上で生活をしたい、と考える方が全国的に増えているそうです。

池見林産工業の木材は国内のみならず、海外からも高い評価を受けています。

特に健康に大変気を使うお国柄の韓国に視察に行ったところ、ほとんどの家庭でオンドルという床暖房を使用しており、そこで池見林産工業の床暖房用の檜をオンドルフローリングとして輸出したところ、ソウルで爆発的に売れたそうです。

また、池見林産工業では、新たな試みとして一年半前から地域材を使用した木造の武道場作りに着手しました。

県産の木材で武道場、となると価格的に高いのではという意見も多く、そこで久津輪社長は、実際に大分市の丹生にある池見林産工業の工場に隣接する土地に400平方メートルの木造の武道場を建設し、地元の少年剣道団に実験的に使用してもらっています。

剣道の試合面として2面あり、中央に柱が全くなく、断熱効果や通気性も抜群で使い心地も大変好評をいただいているようです。(もちろん柔道場としての活用も可能です♪)

そして実際に作ってみると、お値段は中学校の武道場の平均的な単価のおよそ半分ほどで出来たそうで、中学校で武道が必須科目となったいま、大変な注目を集めているそうです。

また、久津輪社長は流通用の木製パレットがほぼ外国製である点に着目し、今後はこの分野でも国産の杉を使えないか研究中ということで、いろんな事にチャレンジをしながら国産の木材の良さをもっともっと世の中に広めたいとの思いを語って下さいました。

《お問合せ先》

池見林産工業株式会社 営業本部 電話:097-592-2122

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