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オーシャンズ8

これだけの各分野で傑出した活躍を見せる女性陣を出演させ、上手くまとまるのだろうかと心配したが、何と見事にそれぞれのキャラが機能した会心の面白さを見せる作品となっていたのだ!男性版オーシャンを超えたと言っていいだろう出来栄えだった!

 

殊勝な言葉を述べながら仮釈放の恩典を受け刑務所から出所した、あのダニー・オーシャンの妹デビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)は、すぐさま親友のルー(ケイト・ブランシェット)を訪ね、あるとんでもない計画に協力してくれるよう頼む。この計画には抜群に頭の切れるルーの協力が不可欠だったのだ。デビーの計画を聞いたルーは必要なメンバー集めに奔走し、盗品販売エキスパートのタミー(サラ・ポールソン)、ファッションデザイナーのローズ(ヘレナ・ボナム=カーター)、天才ハッカーのナインボール(リアーナ)、女優のペネロピー(ダコタ・ファニング)、スゴ腕スリのコンスタンス(オークワフィナ)、そしてジュエリー職人のアミータ(ミンディ・カリング)を仲間に組み入れてくる。デビーがルーに打ち明けた計画とは、カルティエ「トゥーサン」と呼ばれる世界最大の1億5000万ドルの宝石を盗みとろうというものだった。しかも盗む場所はメトロポリタン美術館で開催されるファッションの祭典[メット・ガラ]で、ハリウッド人気女優ダフネ(アン・ハサウェイ)の首に飾っているのを盗む!という破天荒な計画なのだ。ダニーは5年間刑務所暮らしの中、このとんでもない計画方法を練りに練って考えて、それに必要なそれぞれの分野の天才的腕前をもつ人材の招集とそのまとめ役をルーに依頼したのだ。鉄壁の防護体制の中、しかもダフネの身につけている宝石を誰にも気付かれずに盗み取るという、不可能と思える作戦はさあ果たして成功するか・・・。なぜ、この特技の持ち主をダニーが必要としたか?は見てのお楽しみなのだ!

 

ゲイリー・ロス監督のよく練られた脚本・演出はキビキビして無駄がなく、8人のキャラには必然性があり、最後まで目の離せない二転三転する構成にはハラハラドキドキさせられること請負いのすばらしいエンタテイメントな作品となっているのだ。加えて豪華なファッションやジュエリーに目の保養をしながら見られるこの作品は、女性の方には絶対お勧めの内容であり、心から楽しんでもらえるだろう出色の出来なのだ。
ぼくのチケット代は、2500円出してもいい作品でした。
星印は、4ッ半さしあげます。


[ 4.5 点(5点満点)・ 2500 円(1800円基準)] 5点満点中4.5点 2500円
衛藤賢史のシネマ教室について…

“映画評論家ではない”衛藤賢史先生が「観客目線でこの映画をどう見たか?」をお話するコーナーです。

星:観客目線で「映画の質」を5点満点で評価
チケット代:観客目線で「エンターテインメント性、楽しめるか?」を評価(1,800円を基準に500円から3,000円)

【衛藤賢史プロフィール】
えとうけんし・1941年生まれ・杵築市出身
別府大学名誉教授
専門:芸術学(映像・演劇)映画史
好きな作家:司馬遼太郎/田中芳樹
趣味:読書/麻雀/スポーツ鑑賞/運動

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