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「第33回国民文化祭・おおいた2018」 「第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会」の意識調査について

今回は、大銀経済経営研究所の平山翔悟さんにご出演頂きました。

■まず、はじめに、大分県内の最新経済動向について教えて下さい。

県内経済は緩やかに持ち直しています。製造業や住宅着工は引き続き横ばい水準となっています。観光では、国内観光客が伸び悩んでいますが、外国人観光客が牽引して全体では底固く推移しています。個人消費は専門店量販店を中心に緩やかな持ち直しの動きがみられ、雇用では、3月の有効求人倍率が1.48倍と高止まりしています。

今回は、「第33回国民文化祭・おおいた2018」 「第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会」の意識調査をされたとのことですが・・

はい。当研究所では、昨年の11月末に大分県に居住する個人の方を対象に、「国民文化祭おおいた2018」「全国障害者芸術・文化祭おおいた大会」のアンケート調査を実施しました。すでにご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、まず国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭について簡単にご説明しますと、両者は全国各地で行われている文化活動を全国規模で発表したり、競演したりする場を提供する年に一度の文化の祭典です。開催は各都道府県が持ち回りで行っており、国民文化祭の開催は大分では1998年以降20年ぶり、全国障害者芸術・文化祭については初となります。今年の大会テーマは「おおいた大茶会」で、開催期間は2018年の10月6日から11月25日の約50日間です。開催期間中は県内の各所で芸術の展示やコンサートなどイベントが開催されます。詳しいイベントの内容につきましては、公式ホームページがあるのでそちらをご確認ください。今回、当社が行ったアンケート調査についてですが、国民文化祭や全国障害者芸術・文化祭の認知状況や参加意向などを中心に質問しました。その結果についてお話します。まず、国民文化祭ならびに全国障害者芸術・文化祭という行事そのものの存在を知っているか尋ねたところ、約半数が「どちらも知らない」と回答しました。「国民文化祭のみ知っている」と回答した人が3割弱となり、「両方知っている」と回答した人は2割弱に留まりました。国民文化祭は今年で33回、全国障害者芸術・文化祭は18回目になりますが、県内での認知度は高くないという結果でした。

大分で開催されることは、認知されているのでしょうか?参加したいと思っている人たちは居ますか?

国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭のいずれかの大会を知っていると回答した人に対して、それらが大分で開催されることを知っているか尋ねたところ、約3分の2の人がいずれかの大会について、大分で開催されることを知っていると回答しました。大分で開催されることを知っている人の割合は年代が下がるほど低くなっており、20代では約半数の人が大分で開催されることを知らないと回答しました。また、国民文化祭おおいたならびに全国障害者芸術・文化祭おおいたに行ってみたいかを尋ねたところ、4分の3の人は条件しだいで参加したいと回答しており、参加意向は比較的高いという結果が出ています。この「条件しだい」という部分についてですが、普段芸術に触れる機会が多い人は半数近くが「内容に興味があれば行きたい」と内容を重視する意向を示しているのに対して、普段芸術に触れる機会が少ない人は約半数が「きっかけがあれば行きたい」や「近くでイベントがあれば行きたい」など、内容よりも参加するきっかけを重視する意向を示していることが分かりました。

■開催が今年の10月と迫っていますが、「認知度」の結果を受けて、どのような印象(感想)ですか?

先ほど、20代では約半数が大分で開催されることを知らないとお伝えしましたが、この意識調査は半年前に実施したものですので、現在時点でアンケートを実施するとまた違う結果になると思います。最近は「おおいた大茶会」という大会テーマを耳にする機会も増えましたし、大会の認知度もかなり上がっているのではないかと思いますので、現時点でいえば「半分しか認識していない」というよりは、「少なくとも半数は認識している」という解釈の方が適切だと思います。大会の開催は10月に迫っておりますので、残りの方々にも認知されるように大会のPRを続けていただきたいと思います。

■今回の調査を受けて、どのような感想をお持ちですか?

今回の調査では、大分大会の認知度は年代別で差があり、年代が低いほど認知度が低いという結果になりました。若い年代はSNSなど発信媒体を持っていますし、大会成功のためには、若い年代を取り込むことが重要だと思います。大会への参加意向については、「きっかけがあれば行きたい」や「近くでイベントがあれば行きたい」、「興味のある内容があれば行きたい」といった、条件付きでの参加意向を示す回答がかなり多かったです。大会に求めるものは人それぞれだと思いますが、普段芸術に触れ合う機会の少ない人も含めた幅広い参加を促すのであれば、文化や芸術の鑑賞にとどまらず、イベントの中で体験型のプログラムを盛り込むなどして参加者が楽しめるような工夫を凝らすことが必要だと思います。また、文化祭に参加することを目的に外出する人ばかりではないので、文化祭とは直接の関係が無いその他のイベントや行事とも相互に連携し、近くで開催されている文化祭の展示やイベントをその都度お知らせするなどして、国民文化祭・全国障害者芸術・文化祭に足を運ぶきっかけをつくることが重要だと思います。

■その他に、参加率向上のために必要なことはありますか。

参加する側の問題になりますが、仕事中に文化祭に参加することは難しいと思いますので、興味のあるイベントを事前に調べておき、その日程に合わせて計画的に有給休暇を取得するということが必要になる場合もあります。当研究所では、厚生労働省の委託を受け、大分市と連携して地域における休暇取得促進の働きかけを行う「地域の特性を活かした休暇取得促進のための環境整備事業」を実施しています。今年度は夏休みのある8月とおおいた大茶会の開催される10月・11月を年次有給休暇取得の重点実施期間と位置づけて、年次有給休暇の活用に向けた環境整備事業を行っていきます。「しっかり働き、しっかり休もう!」をテーマに年次有給休暇を積極的に取得し、お子様との夏休みの思い出作りを行ったり、おおいた大茶会に参加したりしてみてはいかがでしょうか。

(おわり)