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「今年の大型連休(10連休)」の調査について

2019/02/25  |  ブログ

今回は、大銀経済経営研究所の河野祐子さんにご出演頂きました。

 

■ 今回は「今年の大型連休(10連休)」に関するアンケート調査をされたとのことですが?

今年のGWは、今上天皇の退位と皇太子さまの新天皇即位に伴い、4月27日から5月6日まで10連休となります。「10連休」というのは、これまでにない異例の連休ということで、旅行業界など特需に沸く一方で、10連休が好ましいと思う人、そうではない人、サービス業等の各企業の連休中の対応が大変だという声も聞かれます。今日は、県内の人が大型連休に対する意識や観光面や消費面でどのような影響があるか、大分銀行の県内の支店のお客様にアンケート調査をしたのでその結果をご紹介します。

 

■ 実際に、何連休が取得できそうですか?

暦上は10連休ですが、実際には何連休の取得が可能か尋ねたところ、「10連休取得できる」と回答したのは全体の6割を占めていました。一方、それ以外は「7~9日間」が1割弱、「4~6日間」が1.5割、「2~3日間」が1割弱という結果でした。うち、仕事についている人の業種では、「宿泊・飲食サービス業」「医療福祉」「不動産業」などは「4~6日間」の回答が多い傾向にありました。

 

 

■ 10連休は「嬉しい」と思うのか「嬉しくない」と思うのか!?

10連休が「嬉しい」と思う人は7割強となっています。特に20代は約半数が「とても嬉しい」と回答する一方で、40代以上では「嬉しくない」という回答が多い傾向にあります。「嬉しい」と思う理由で多かったのは「家族と一緒に過ごすことができる」「遠方に旅行ができる」でともに4割を占め、「仕事が休める」「体調を整えることができる」が2~3割となっていました。20、30代は「遠方に旅行ができる」「日頃会えない友人・知人にあえる」とアクティブな理由が多いですが、40代以上は「体調を整えることができる」という回答も多く、日頃の疲れを取りたいという様子が垣間見えます。一方で「嬉しくない」は3割弱となっています。「嬉しくない」理由は、「仕事の都合上、休みにならない」が4割を占めており、実際は10連休にならない現状の気持ちが主な理由のようです。また、「休みが長すぎて生活ペースが乱れる」「道路の混雑が懸念される」「出費が増える」「人手不足のため、かえって忙しくなりそう」など2~3割の人があげています。

 

 

■ ゴールデンウィークの予定はどうなっていますか?

GWの過ごし方について尋ねたところ、最も多いのは「ゆっくり休息」が5割を占めましたが、次いで「宿泊施設を利用する旅行」と回答した人は4割弱いました。ほかには、2割の人が「趣味を楽しむ」や「ショッピング」「キャンプや登山釣りなどのアウトレジャー」と回答しています。

 

 

■ 旅行の行き先は、どこが多いのでしょうか?

今回のGWで、旅行業界は10連休という改元特需に沸いており、全国的には海外旅行の追加ツアーや飛行機増便などの話も聞かれます。大分県内では、国内旅行は前年並みですが、海外は前年の1.5倍程度で動いているという話も聞かれています。アンケート調査を実施した1月段階で、すでに旅行の予定を決めている人は、全体の5割を占め、長期休暇中の人の移動が活発化することが想定されます。旅行を予定している場合の行き先を聞いたところ、最も多いのは、国内旅行でしたがその行き先は「沖縄を除く九州」「関西・近畿」「関東地方」「大分県内」「沖縄県」の順となっています。また、海外旅行に行くと決めている人は、アンケート回答者全体の5%を占めていました。年齢別の傾向としては、特に20,30代の動きが活発のようで、海外旅行や関東地方、沖縄など遠方の旅行に積極的のようです。

 

 

■ GWの出費については、どうなっていますか?

GWの日数が増えるに伴い、その間の出費についても「増える」と考える人が全体の7割以上となりました。また1世帯あたりのGWの予算は、5~10万円未満が3割強と最も多く、次いで3~5万円未満が3割、3万円未満が2割となっています。

 

 

 

今回のアンケートでは、少なくとも約4割の人は、仕事上暦通りの10連休の取得は難しいということがわかりました。また連休中は、半数の人が「ゆっくり休息」して、年齢の高い人は体調を整えたいと考える人が多いようです。

 

(おわり)