OBS

J1に昇格した「大分トリニータ」の調査について

今回は、大銀経済経営研究所の東昂寛さんにご出演頂きました。

 

 

 

■ 今回は「6年ぶりとなるJ1へ復帰した『大分トリニータ』」に関するアンケート調査をされたとのことですが?

当研究所では、2002年から県内の大分銀行の窓口に来店されたお客様を対象に「大分トリニータに関するアンケート調査」を実施しており、今回で16回目の調査となります。大分トリニータの2018年シーズンの評価や、2019年シーズンに向けての県民の期待などについてアンケート調査を行い、679人からご回答いただきました。

 

 

 

近年、ホームゲームの来場者数は変化していますか?

前回J1でプレーした2013年の総入場者数が約20万3千人でした。その後J2、さらにJ3に降格した2016年までは減少が続き、2016年は約11万7千人に落ち込みました。しかしJ3から1年でJ2に復帰した2017年から2年連続で増加しており、昨シーズンは約18万7千人に達しました。これは前回J2に降格した2014年以降では最も多くなっています。

 

 

 

県内のサポーターの年代の割合は、どうなっていますか?興味関心の高い年代はあるのでしょうか?

 

2018年シーズンにホームゲームを観戦した人に対してその理由を尋ねたところ、年代により傾向の違いが表れました。20代以下の若い世代では「友人に誘われたから」が36%、「チケットをもらったから」が24%となり、どちらかというと受け身な理由が6割を占めました。一方50代では「トリニータのサポーターだから」が43%、「試合の臨場感を味わいたいから」が34%と、自発的な理由が8割近くに達しました。公益社団法人日本プロサッカーリーグが公表した、Jリーグスタジアム観戦者調査2018サマリーレポートでも、大分トリニータの観戦者は50代以上が51%を占めており、熱心なサポーターは年長者に多い傾向があるといえます。

 

 

 

J1に復帰して、観戦意欲の高まった県民も多いのでは!?

2019年シーズンの観戦意向を尋ねたところ、「1試合は行きたい」が35%、「対戦相手によっては行きたい」が21%、「全試合行きたい」が5%、「行くつもりはない」が39%となり、昨年の調査と比較して大きな変化は見られませんでした。注目度は高まっていると思いますが、実際の観戦に結び付けるには工夫が必要なようです。

 

 

 

観戦へ行くきっかけとして、多い理由はどんな理由ですか?

2019年シーズンに観戦に行くつもりがない人に対して、どのようなきっかけがあれば観戦に行くか尋ねたところ、「家族・友人・知人に誘われたら」が44%と最も高く、「招待チケットや割引チケットをもらったら」が24%、「興味のある別のイベントが同時開催であれば」が16%となりました。観戦意向のない人の4割以上が家族や友人などから誘われることが観戦に行くきっかけになると回答しています。決してハードルの高いものではないので、観戦に行くサポーターの積極的な声かけが効果的だと考えられます。

 

 

 

スバリ!!大分トリニータへの関心度は高いといえるのでしょうか!?

2019年シーズンの大分トリニータへのサポート意向を尋ねたところ、「何もするつもりはない」が37%と最も高かったのですが、昨年と比較すると2ポイント減少しています。一方で「家族・友人・知人を誘って観戦に行く」が28%、「関連グッズの購入」が9%となり、それぞれ昨年よりも5ポイント増加していることから、大分トリニータへの関心度は高まっていると感じます。

 

 

 

今回の調査を受けて、どのような感想をお持ちですか?

2018年の大分トリニータは、6年ぶり3度目のJ1昇格を果たしたことで大分県民の評価が非常に高くなりました。

ホームゲームの総入場者数も2017年と比較して約1万8千人増加しました。試合ごとに見ると、シーズン後半の試合ほど入場者数が多くなっており、終盤戦の盛り上がりが反映されたのではないかと思います。

また、2019年は大分トリニータにどれくらい健闘してほしいか尋ねたところ、J1残留圏内である15位以内が35%、全体の半分以上である9位以内が19%、優勝が17%という結果になりました。多くの県民が望んでいるのはJ1残留であり、これはチームの目標と一致しています。開幕戦はアウェーにも関わらず強豪の鹿島アントラーズに勝利し、先週17日にはJ1リーグ戦では2009年11月以来10季ぶりにホームで勝利しました。今年はラグビーワールドカップが開催されますが、サッカーにも注目していただいて大分トリニータに熱い声援を送ってもらいたいと思います。

 

(おわり)