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番組審議会だより

平成30年6月号

1.開催日時
平成30年6月18日(月) 12時~13時40分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.出席者
委員総数 8名、出席委員数 7名

<出席委員>
伊藤安浩委員長、是永幹夫副委員長
神田岳委委員、小田圭之介委員、板井良助委員、藤本 保委員、児玉憲明委員

<局側出席者>
永田社長、大塚常務、羽田野報道制作局長、松井メディア局長、三浦大和ディレクター、工藤視聴者室長兼事務局長

4.議題
[1]番組審議
テレビ番組 新 窓をあけて九州 「湯けむり 青春アパート」
放送日時  平成30年5月20日(日)10:00~10:15
[2]業務報告
(1)6・7月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(5月)
[3]次回日程について
平成30年7月23日(月)

5.審議の概要
平成30年5月の番組審議会が開かれ、はじめに永田社長が、北海道を除き日本列島が梅雨に入ったが今年は雨による被害がないことを願っているとあいさつ。世界各地から2,500人の取材陣が詰めかけた米朝首脳会談にふれ、完全非核化への具体的な道筋は示されず、朝鮮戦争の終結もなかった。拉致問題についても進展は見られなかったが、東アジアに平和と安定をもたらす好機になったと述べた。
ひき続き、テレビ番組「新 窓をあけて九州 湯けむり 青春アパート」を視聴・合評。別府にある「清島アパート」は築60年を超える木造の集合住宅で、2009年のイベントをきっかけに現代アートの聖地としてもてはやされるようになった。有名クリエイターも輩出する「清島アパート」で画家を志すのが山形県出身の滝口かりんさん(31)。何かを求め、何かを置き去りにして自分の世界をめざした画家への道。夢に向かう仲間と現在進行形の“今”を楽しむ滝口さんと「清島アパート」を描いた。

<委員からの主な意見>
○10年目の節目の年に焦点をあて、若いアーティストの頑張りが非常によく分かる番組だった。
○「清島アパート」から巣立ったアーティストをもう少し具体的に紹介したほうが、一般の人にこのアパートのすごさが伝わったのではないか。
○海外から入居している人が別府市民の支援でホームシックから立ち直ったという話を聞いた。そういった地域の支援なども描ければよかったと思う。
○芸術家同士がぶつかり合うシーンや、違う分野の人達が交わることで違う視点や新たな発想が生まれるような場面はなかったのだろうか。
○主人公にしてもそれ以外の人にしても、もう少しネガティブな部分も描いた方が芸術家のとんがった部分が出たのではないかと思う。
○このアパートのバックグラウンドを正確に把握できないまま制作しているのではないか?仲良しグループの紹介に終始した安易な作り方に思えた。
○アーティストの部分だけではなく、生計を立てている手段など生活基盤の部分も知りたかった。

平成30年5月号

1.開催日時
平成30年5月21日(月) 12時~13時45分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.出席者
委員総数 8名、出席委員数 6名

<出席委員>
伊藤安浩委員長、是永幹夫副委員長
神田岳委委員、藤本 保委員、小田圭之介委員、児玉憲明委員

<局側出席者>
永田社長、大塚常務、羽田野報道制作局長、松井メディア局長、都甲尚伸ディレクター、工藤視聴者室長兼事務局長

4.議題
[1]番組審議
テレビ番組 「世界一の九州が始まる! IT流 魔法のレシピ」
放送日時  平成30年4月22日(日)10:15~10:30
[2]業務報告
(1)5・6月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(4月)
[3]次回日程について
平成30年6月18日(月)

5.審議の概要
平成30年5月の番組審議会が開かれ、はじめに永田社長があいさつ。ゴールデンウィークは好天に恵まれ観光地は多くの人出で賑わったが、その一方で、広島で受刑者が脱走したり、新潟で女子児童が殺害されたり、最近の日本人はどうしてこんな風になったのだろうと考え込むような事件も相次いだ。また、中東情勢が日本経済にもたらす影響も懸念されるし、国会も自衛隊の日報、森友加計、財務省事務次官のセクハラなどの問題が議論されているが、早く正常化して世界から取り残されないようにしてもらいたいと述べた。
ひき続き、テレビ番組「世界一の九州が始まる! IT流 魔法のレシピ」を視聴・合評。津久見市の株式会社タイセイが手掛けるウェブサイト「cotta」は、1万件を超えるパンやスイーツのレシピを掲載している。レシピに興味を惹かれた消費者は、同じサイトで3万点にのぼるアイテムから必要な商品を小ロットで購入し、簡単に家庭でパンやお菓子作りを楽しむことができる仕組みだ。SNSを利用したマーケティングや、有名パティシエとタイアップしたオリジナル商品の開発など、多くの工夫がちりばめられた「cotta」の魅力に迫った。

<委員からの主な意見>
○アイデアにあふれた面白いビジネスモデルで、コンピュータがあれば津久見にいても何でもできるのだと感じた。
○収入源が何なのか、情報を発信しても収益が上がらなければ会社として成り立たないので、そのあたりの説明が欲しかった。
○主人公の女性取締役が経営者の娘ということであれば、業態の転換をすることに対する親子の葛藤などはなかったのか気になった。
○この事業を立ち上げるまでの発想や苦悩などが盛り込まれると、より面白かったのではないか。
○地元紙やTBS「がっちりマンデー」でも紹介されているので、もう少し早く取り上げても良かったのではないか。
○たくさんのアイデアが詰まっていて正真正銘のオンリーワンだと感じた。
○ITの活用に目を向けるのか、レシピから素材、器具までまるごと提供する面白さに目を向けるのか、それによってタイトルが違ってきたのではないかという気がする。

平成30年4月号

1.開催日時
平成30年4月16日(月) 12時~14時05分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.出席者
委員総数 8名、出席委員数 7名

<出席委員>
伊藤安浩委員長、是永幹夫副委員長
伊藤京子委員、神田岳委委員、板井良助委員、小田圭之介委員、児玉憲明委員

<局側出席者>
永田社長、大塚常務、羽田野報道制作局長、松井メディア局長、佐藤陽子記者、工藤視聴者室長兼事務局長

4.議題
[1]番組審議
テレビ番組 OBS開局65周年特別番組「くじゅうに生きる」
放送日時  平成30年3月14日(水)20:00~20:54
[2]業務報告
(1)4・5月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(3月)
[3]次回日程について
平成30年5月21日(月)

5.審議の概要
平成30年4月の番組審議会が開かれ、永田社長が、政府の放送法の見直し方針に触れ、「規制の緩い通信と放送を一本化しようとする動きは、ローカル放送局の存続にかかわる問題です。放送番組の政治的公平を定めた放送法4条撤廃の動きについても、今まで何十年も守ってきたマスコミの公平性をなくすことになり、民放連同様、私たちも断固反対です」とあいさつ。
ひき続き、テレビ番組「くじゅうに生きる」を視聴・合評した。「九州の屋根」とも評されるくじゅう連山。初夏のミヤマキリシマや秋の紅葉、冬の樹氷と、四季折々に見せる美しい姿が多くの登山客を魅了する。「九重の自然を守る会」は、1961年の発足以来、植物の保護や登山道の整備などを続けてきた。
雄大な自然の中で暮らす人や、その景観を守る活動に取り組む人々を追い、くじゅうに魅了される理由に迫った。

<委員からの主な意見>
○身近にいながら知らない自然や、自然が抱えているいろいろな課題がつぶさに分かり、周年記念番組として制作したOBSの力量が伝わってきた。
○九重の自然の素晴らしさ、自然を守る人の作業、自然破壊の問題、世代の継承など様々なつながりを感じられる番組だった。
○鹿の問題が取り上げられていたが、害獣駆除の提案が少しあるとよかった。
○鳥獣被害や山の保全に、これほど人の手が入っていることに驚かされた。
○欧米人とは違って、自然を使うのではなく自然に生かされた日々というのがよく分かる映像で感動した。
○もっと人に焦点を当てて内面を描いても、いろいろな喜びだったり悲しみだったり、葛藤もあって、面白さが描けたのかもしれない。
○映像を見ていて、自分がそこに行っているような、とても清々しい気持ちにさせられた。

平成30年3月号

1.開催日時
平成30年3月19日(月) 12時~14時05分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.議題
[1]番組審議
テレビ番組 「新・窓をあけて九州~発車オーライ!昭和ロマン号~」
放送日時  平成29年2月11日(日)10:00~10:15
[2]業務報告
(1)3・4月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(1・2月)
[3]次回日程について
平成30年4月16日(月)

4.出席委員
伊藤安浩委員長、是永幹夫副委員長
伊藤京子委員、神田岳委委員、佐藤政昭委員、板井良助委員、藤本 保委員

<局側出席者>
永田社長、大塚常務、泉テレビ局長兼視聴者室長、羽田野報道制作局長、松井ラジオ局長、高橋宏明ディレクター、篠原事務局長

5.審議の概要
平成30年3月の番組議会が開かれ、永田社長がピョンチャンオリンピック・パラリンピックに触れ「日本勢が頑張り東京に向けて弾みをつけた。カーリングやアルペンスキーなど話題の多い大会だったが、その一方で南北朝鮮に政治利用された感もあり、BPOにも政治色が強すぎるとの苦情が寄せられた」とあいさつ。
ひき続き、テレビ番組「新・窓をあけて九州 ~発車オーライ!昭和ロマン号~」を視聴・合評した。昭和の町を走るボンネットバスの「昭和ロマン号」。その車掌・ガイドを務める西佐知子さん(46)の魅力は、なんと言ってもその話芸。町のいたるところを知り尽くす観光案内が持ち味だ。昭和を連想させるネタをはじめ、時事ネタを歌にのせて紹介することもある。家に帰れば子育てにも奮闘する3人の子どものお母さん。乗客を昭和のレトロの世界へ案内するバスガイドさんの魅力に密着する。

<委員からの主な意見>
○西さんのキャラクター、人柄が非常によく映し出されていた。
○地元愛に燃える方たちのエネルギーや情熱が伝わり、観光だけではなく地元の商業文化も一緒に行っている地味なところも見えて良かった。
○九州全域に放送されるのであれば、もう少し豊後高田の説明があっても良かったが、親子の関わりなども垣間見ることができ、ほのぼのとした良い企画だった。
○実際にバスに乗っているときは一緒に笑っていたが、番組で見るとちょっとうるさく感じた。
○豊後高田という町をもう少し紹介した方が良いのかとも思ったが、ディレクターが伝えたかったのは西さんという“人”だったのかとも思う。とても面白く楽しい番組だった。

平成30年1月号

1.開催日時
平成30年1月22日(月) 12時~14時10分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.議題
[1]番組審議
テレビ番組 「新 窓をあけて九州 笑顔ころころ 姫だるま」
放送日時  平成29年12月3日(日)10:00~10:15
[2]業務報告
(1)1・2月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(12月)
[3]次回日程について
平成30年3月19日(月)

4.出席委員
伊藤安浩委員長、是永幹夫副委員長
神田岳委委員、佐藤政昭委員、藤本 保委員、児玉憲明委員

<局側出席者>
永田社長、大塚常務、泉テレビ局長兼視聴者室長、羽田野報道制作局長、松井ラジオ局長、北里邦寿ディレクター、篠原事務局長

5.審議の概要
平成30年度1月の番組審議会が開かれ、永田社長が「今年10月の開局65周年を迎えるにあたり、新しいOBSのスタートを作り上げていきたい。あふれる情報と早いスピードで変化する社会の中で、正確で常に本物を追い求めて行くことが目標。そして、骨太の番組から娯楽まで、岐路に立つ地方局を未来に向け前に進めて行きたい」とあいさつ。
ひき続き、テレビ番組『「新 窓をあけて九州」~笑顔ころころ 姫だるま~』を視聴・合評した。竹田市を歩くと商店の店先に、穏やかにほほえむお姫さまのだるまが並んでいる。竹田市の工芸品「姫だるま」は350年の伝統の歴史をもち、「起き上がり」とも呼ばれ縁起物とされている。その愛らしさから県の内外に多くのファンを持つ姫だるまを製作するのは、竹田市では1軒のみ。この工房は3世代で営まれ、その道60年の明子さん(80)は、繊細なまなざしや表情を筆一本で描く。人里離れた山あいの工房には、県の内外からお客さんが絶えない。姫だるまを製作する3世代のお嫁さんの幸せの形を追う。

<委員からの主な意見>
○ほのぼのとした温かい雰囲気が伝わるいい番組だったと思う。ただ、3年待ってでも買いたいと思わせる理由や、歴史的な背景を少し入れると初めてみる人達にも分かりやすかった。
○工房が一軒だけになった背景など、その辺はあえて番組に入れなかったんではないかと思う。
○求心力があるのは姫だるまの顔で、それが家族の繋がりによってあぶり出されている。魂が入っているんだというのが番組で良くわかった。
○家族構成は、どこを基準にして言っているんだろうかと、はじめは探りながら観ていた。若干補足的な言葉を絡めるだけでも分かり易くなるのでは。
○民芸品としての良さというベースに加え、いつ頃からこんなに人気になったのかなということを知りたかった。
○3世代にわたって作っているということで、典型的な産業革命以前の家内制手工業。そういう前近代的なことをしている家族だが、本当に幸せそうに縁起物を作り続けているのが伝わってきた。

平成29年12月号

1.開催日時
平成29年12月5日(火) 17時30分~18時30分

2.開催場所
ふく亭

3.議題
[1]業務報告
(1)9・10月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(7・8月)
[2]今年を振り返って
・印象に残ったOBS自社制作番組、及びネット番組
・OBS自社制作番組、及び放送界全般に望むこと
[3]次回日程について
平成30年1月22日(月)

4.出席委員
伊藤安浩委員長、是永幹夫副委員長
伊藤京子委員、神田岳委委員、佐藤政昭委員、板井良助委員、藤本 保委員、児玉憲明委員

<局側出席者>
永田社長、大塚常務、泉テレビ局長兼視聴者室長、羽田野報道制作局長、松井ラジオ局長、篠原事務局長

5.審議の概要
平成29年度12月の番組審議会が開かれ、永田社長が挨拶の中で今年一年を振り返り、「テレビ・ラジオの取り巻く環境はますます厳しくなっている。NHKがインターネットによる同時配信の実験放送に入る事や、タイムフリー視聴などの問題がある。情報化の後にはAIやIoT社会の実現がそこまで来ている。放送局として立ち位置をしっかりと見極め、今後とも地域に根差した良質なニュースを始めとする番組を送りだしていきたい」とあいさつ。
続いて業務報告が行われた。そして、委員から「今年を振り返って」として、印象に残ったOBS自社制作番組、及びネット番組、放送界全般に望むことについて、意見が出された。

<委員からの主な意見>
○「歩こう大分」はチームワークや、リーダーの一言で子どもたちの可能性がどんどん引き出され育まれていく様子がみられ、参加した子どもたちだけではなく、観ている子どもたちにも大変良い番組。
○「ひるおび」は長い放送時間なので途中から観はじめてもよくわかる一方で、たまにくどいときがある。いろんな立場の人が出ており、偏ってない意見が聞けて非常に公平。
○「旬感!3ch」は1時間番組なので地元のテレビ局として掘り下げ、それぞれの地域で頑張っている人の様子や情報がきちんと伝えられており、いつも興味深く見ている。
○発達障害の方を取り上げたドキュメントが非常に印象に残っている。取材対象に深く入っていった記者の人間力を感じた。色んな引き出しを作りながら番組に携わっているのだと思う。
○大分市内の8つの駅が無人化されるというニュースはOBSの特ダネで、非常に大きなニュース。「イブニングニュース」など真面目に作っており、報道の伝統を守って頑張っていると思う。
○ラジオでは、県内スポーツについて男性アナウンサーの知識量の豊富さが目立ち、聴いていると選手を好きになる様な人となりを紹介している。そういった点をひろげたら、面白くなるのでは。
○「ダイドードリンコの日本の祭り」は、よくやっているなと毎回観ている。九州のJNN系列の中でもOBSが作るものはレベルが高く、祭りへの焦点の当て方も的確でより大事なポイントを描いている。
○今年一番力が入っていたと思うのは「六郷満山峯入り」で、今は誰も訪れない場所を発掘して道なき道を行き、カメラもついで行った。六郷満山文化は、日本史の中でも貴重なもので、全国の人が興味を持つようなもの。あの番組を作れるのはOBSしかないと思う。

平成29年11月号

1.開催日時
平成29年11月20日(月) 12時~14時40分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.議題
[1]番組審議
テレビ番組 「ムーブ 思いをかたちに~自閉症の人たちの日常~」
放送日時  平成29年9月24日(日)25:20~25:50
[2]業務報告
(1)11・12月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(10月)
[3]次回日程について
平成29年12月5日(火)

4.出席委員
伊藤安浩委員長
伊藤京子委員、神田岳委委員、佐藤政昭委員、板井良助委員、藤本 保委員、児玉憲明委員

<局側出席者>
永田社長、大塚常務、泉テレビ局長兼視聴者室長、羽田野報道制作局長、松井ラジオ局長、井口尚子記者、篠原事務局長

5.審議の概要
平成29年度11月の番組審議会が開かれ、永田社長が「10月に、TBS系列の放送技術向上を目的とした「JNN技術賞」の番組技術賞部門で「かぼすタイム」のアフリカンサファリの中継が、初めて最優秀賞を受賞した。これも長年に亘る別大毎日マラソンや大分国際車いすマラソンなどの中継技術の蓄積によるものだと喜んでいる」とあいさつ。
ひき続き、テレビ番組『ムーブ 思いをかたちに~自閉症の人たちの日常~』を視聴・合評した。生まれつきの脳機能障害が原因とされる「自閉症」。対人関係を築くのが苦手で、コミュニケーションに障害がある人が多い。一方で、強いこだわりや独特の感性など目を見張るような特性を持つ人もいる。豊後大野市の障害者支援施設では、重度の自閉症の人たち約30人が暮らしており、県内では唯一の専門施設。入所者の特性を生かすため、一般的な施設のように下請けの作業をするのではなく、絵画や造形などアート分野での自由な制作を促している。17歳のときから27年間、園で暮らす山田さんはモザイク画を制作。40年以上同じ顔ばかりを描き続けている。山田さんが「顔」を描く理由は、母にある。母は息子にどんな思いで顔の描き方を教えたのだろうか―。日常を通じて、自閉症の人たちの思いや家族の愛情を伝える。

<委員からの主な意見>
○小中高校の自閉症の子ども達と接する機会はあるが、卒業した後どんな風な生活をしているのかはほとんど知らなかった。こうした生活をおくり、こんな風に絵を描いたり、織物をしたりという事を映像で見たのは初めてで、大変興味深かった。
○重い内容なのに、それを重いという印象で見せるのではなく、色々考えさせながら、非常に感動させる番組だった。
○自閉症の成人の方々を、いわゆる顔出しで取材するのはかなり大変だったと思う。取材に至るまでの間に、取材者と取材対象者との間に信頼関係がないと、こういうものは撮れないのではないか。
○重度の知的障害や自閉症がある方達と接する場面がほとんどないのが普通なので、非常に衝撃的だった。
○家族と施設の方とご本人の関係がよく見えた。母の顔をずっと書き続ける所にその方の人生が集約されている。それをみんなで認め合って、温かく、普通の関係でいられるようにする。そんな夢がこの番組の中にあった。
○県内にこういう人達がどれくらいいて、どれくらい施設があるのか。そして、施設に入れない人がどれくらいいるのか、説明っぽくならないように分かればいいと思った。
○自立支援施設に預けるのか、自宅か家族にも葛藤があったと思うが、そこが見られたら良かった。
○子ども達がこういう番組を見る事によって、自分達が健全に生まれたことがどんなにありがたい事かという事を知る。社会活動として、教育の現場に行って子ども達にこの映像を見てもらい、製作者の思いが伝わると、考えるという事ができるのでは。
○自閉症の方たちを、親だけでなく他の大人達がどう支えていくか、社会としてどのように支えていくのかというのを考えさせる番組だった。

平成29年10月号

1.開催日時
平成29年10月16日(月) 12時~14時20分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.議題
[1]番組審議
テレビ番組 「世界一の九州が始まる 大分発!おんせんパプリカ」
放送日時  平成29年10月1日(日)10:15~10:30
[2]業務報告
(1)10・11月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(9月)
[3]次回日程について
平成29年11月20日(月)

4.出席委員
伊藤安浩委員長、是永幹夫副委員長
神田岳委委員、藤本 保委員、児玉憲明委員

<局側出席者>
永田社長、大塚常務、泉テレビ局長兼視聴者室長、羽田野報道制作局長、松井ラジオ局長、三浦大和ディレクター、篠原事務局長

5.審議の概要
平成29年度10月の番組審議会が開かれ、永田社長が「総務省の調査で『最も信頼できる情報入手手段』として57%が地上波テレビと答えた。地上波はもっと自信を持っていい。多くの県民が、大分で生まれ育ち、暮らしている。OBSはこれまで以上に大分に根を下ろした、県民の放送局としての役割を果たしていき、これこそが生き残る道だと確信している」とあいさつ。
ひき続き、テレビ番組『世界一の九州が始まる 大分発!おんせんパプリカ』を視聴・合評した。再生可能エネルギー自給率全国一位の大分県のなかでも盛んなのが地熱発電。その地熱をいかして生まれた「おんせんパプリカ」。九重町の「タカヒコアグロビジネス」は、標高700mにある最新のオランダ式ガラスハウスでパプリカを生産している。生育には適切な温度管理が重要で、収穫量にも大きく影響する。温泉熱を活用してハウス内の温度をコントロール、湿度や栄養などもコンピューターで制御し“エコでクリーン”な農業を展開している。肉厚でジューシー、見た目も鮮やかで“インスタ映え”するパプリカの人気は全国的に高まっている。その魅力の秘密に迫る。

<委員からの主な意見>
○元々はプラントを作っていた会社との事なので、大掛かりな設備を作るというのは得意だったと思う。そこで地熱エネルギーに着目してパプリカにたどり着いた点が面白い。
○一番のメリットはコストカットとの事だが、番組ではその部分がちょっとわかりにくかった。
○大分県独自のトライアル認定制度をバージョンアップするように働きかけており、非常に参考になる番組だった。ただ、全体的に数字の流れなどがあれば良かった。
○二酸化炭素の排出がなく温泉の熱だけ利用すると考えれば、話題になり得る商品作りだと思う。
○「温泉パプリカ」の「温泉」という言葉からは、お湯をイメージしてしまう。実際には地熱を利用しているので、実情を表していないような気がする。
○大変面白い取り組みで、世界にうってでるための準備もしているようなので、番組も面白く見ることができた。

平成29年9月号

1.開催日時
平成29年9月25日(月) 12時~14時40分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.議題
[1]番組審議
テレビ番組 「歩こうおおいた チャレンジ100キロ 2017」
放送日時  平成29年8月26日(土) 16:30~17:24
[2]業務報告
(1)9・10月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(7・8月)
[3]次回日程について
平成29年10月16日(月)

4.出席委員
伊藤安浩委員長、是永幹夫副委員長
伊藤京子委員、神田岳委委員、佐藤政昭委員、板井良助委員、藤本 保委員、児玉憲明委員

<局側出席者>
永田社長、大塚常務、泉テレビ局長兼視聴者室長、羽田野報道制作局長、松井ラジオ局長、植村裕ディレクター、篠原事務局長

5.審議の概要
平成29年度9月の番組審議会が開かれ、永田社長が「北朝鮮が大陸間弾道ミサイルを次々と発射し核実験を実施するなど、国際情勢がかつてないほど緊張している。報道として恐れるのは、度重なる情報に慣れること。報道制作局に対し常に緊張感を持って対応するように指示している」とあいさつ。
ひき続き、テレビ番組『歩こうおおいた チャレンジ100キロ 2017』を視聴・合評した。子どもたちに「ふるさと大分」全100キロの道のりを通して、友情とたくましさを培ってもらおうという5泊6日の体験型イベント。15回目となった今回は、OBS大分放送をスタートし、由布市を経由し久住エリアへと進む。山場は4日目の登山。その後、湯平を経由してゴールとなる大分市の七瀬川自然公園へ向かう。猛暑や大雨が子供達の行く手を阻む過酷な環境での挑戦となった。様々な困難に立ち向かう奮闘の様子から子供たちの成長、そして汗と涙の夏物語を送る。

<委員からの主な意見>
○非常に感動的な番組で、毎年素晴らしいと思って見ている。
○始まった15年前とは暑さも全然違うと思う。スタッフの気の遣い方も並大抵のものではない、本当に大変だったと思う。
○はじめは掛け声を出しながらも下を向いていた子どもが、引率者の言葉通りに視線が上がっていき、その子のコメントで成長の跡がよくわかった
○1つの目的のために小学生が集まって、協力し合いチームワークがだんだん出来て、最後は本当に自信に満ちた顔に変わっていく。わずか5泊なのに随分成長するものだと毎年感心している。
○演出ではなく子ども達がそのまま取り組んでいる姿を写し、自然に起きるハプニングをそのまま見せてくれるので感動するのではないか。
○毎年子どものコメントが上手くなっていっている、大人でも言えないようなコメントがあった。
○この番組は社会教育プログラムだと思う。また、ドキュメントとしても非常に興味深かった。
○その年の偶然に一緒になった12名の自発性を尊重し、無理に教えないで待つ心を大事にしているところに感動する。
○例えば10年後に回顧的に自分の経験を語ってもらうという手法も、最近では学術的に認められるようになってきている。そういった企画も、すごく深いものを引き出せるのではと感じた。

平成29年7月号

1.開催日時
平成29年7月24日(月) 12時~14時20分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.議題
[1]『JNN九州・沖縄地区 番組審議会委員長会議』報告
[2]番組審議
テレビ番組 「悟りの道をゆく~国東六郷満山峯入~」
放送日時  平成29年6月21日(水)20:00~20:54
[3]業務報告
(1)7・8月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(6月)
[4]次回日程について
平成29年9月25日(月)

4.出席委員
伊藤安浩委員長、是永幹夫副委員長
伊藤京子委員、神田岳委委員、佐藤政昭委員、板井良助委員、藤本 保委員、児玉憲明委員

<局側出席者>
永田社長、大塚常務、泉テレビ局長兼視聴者室長、羽田野報道制作局長、松井ラジオ局長、渡邉太一ディレクター、篠原事務局長

5.審議の概要
平成29年度7月の番組審議会が開かれ、永田社長が「7月5日に大雨特別警報が出され、大分・福岡両県で甚大な被害をもたらした。この際、TBS系列で応援体制を組む「チームJNN」が力を発揮した。発生翌日から、全国の放送局が続々と大分入りし、スムーズに取材が行われ大変力強く思った。被災地では1日も早い復興が望まれる」とあいさつ。
ひき続き、テレビ番組『悟りの道をゆく~国東六郷満山峯入~』を視聴・合評した。宇佐神宮を発祥とする八幡信仰と山岳信仰が結びつき、神仏習合による独特な仏教文化が形成された国東半島。今年4月、六郷満山の僧侶による開祖が修行を積んだ足跡をたどる山岳修行・峯入が、7年ぶりにおこなわれた。来年開山1300年を迎える六郷満山では、江戸時代末から途絶えていた巡礼ルートを辿ることにした。183か所の霊場は、現在の僧侶が地道な調査のもと再発見したもの。番組では、総移動距離400キロ・20日間の峯入に密着。近年の峯入では見ることができなかった霊場を紹介しながら六郷満山の歴史を紐解く。

<委員からの主な意見>
○地面の様子がわかるよう足元を撮ったり、道なき道を竹を払いながら進んだりという、かなり迫力のある映像だった。
○県内に住んでいながら、よく知らなかった。国東はすごいということを、つくづく感じさせられた。
○今回修行した中に若い僧侶の姿があって、世代交代がうまくできているなと感じた。こういった神事などはどう継承していくかということが、課題になる。
○僧侶達だけの話ではなく、信仰深い一般の方々の姿も垣間見えることができた。
○率直に見応えがあった。新たにルートを確認するというところに密着し、テレビの記録性を活かしていた。また、記録することの大切さも感じた。
○ほら貝の音、読経、子どもたちの声など、飾りのない自然の音響が効果的だった。
○夜の間の様子や、全体の移動の道のりなどが分かると良かった。
○県外から移り住んだ者にとっては、大分県は宝の山と言っていいほどの歴史を持っている。しかしそれに気がついていない人も多く、こうしたドキュメントを見て、より多くの県民が誇りとしてほしい。
○タイトルに特別感が感じられず、今までの番組と差別化されていないところが残念だった。

平成29年6月号

1.開催日時
平成29年6月19日(月) 12時~14時20分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.議題
[1]番組審議
テレビ番組 『「新窓をあけて九州 命のバトンリレー」~2匹の災害救助犬~』
放送日時  平成29年5月21日(日)10:00~10:15
[2]業務報告
(1)6・7月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(5月)
[3]次回日程について
平成29年7月24日(月)

4.出席委員
伊藤安浩委員長、是永幹夫副委員長
伊藤京子委員、神田岳委委員、佐藤政昭委員、板井良助委員、藤本 保委員、児玉憲明委員

<局側出席者>
永田社長、大塚常務、泉テレビ局長兼視聴者室長、羽田野報道制作局長、松井ラジオ局長、藤澤真由美ディレクター、篠原事務局長

5.審議の概要
平成29年度6月の番組審議会が開かれ、永田社長が「今国会で共謀罪の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法が可決された。言論、集会、表現の自由は民主主義の根幹であり、私たちマスコミと警察をはじめ公権力との間には新たな緊張関係が生じると思うし、今後マスコミの役割は一層増してくる」とあいさつ。
ひき続き、テレビ番組『「新窓をあけて九州 命のバトンリレー」~2匹の災害救助犬~』を視聴・合評した。大分県国東市の坂本さんはNPO法人の災害救助犬指導士。コンビを組んだチェイサーとこれまで災害現場で活動してきた。しかし救助犬の活動はすべてボランティア。金銭的な面からも継続するかどうか迷っていた矢先、熊本地震が発生。被災地での活動を通して坂本さんは活動を続けることを決意。後継犬クヴィックを迎え入れ、2匹の合同の訓練が始まった直後、チェイサーが急な病で息をひきとった。悲しみに暮れる間もなく、クヴィックとのコンビで災害救助犬の認定審査会合格を目指す。

<委員からの主な意見>
○災害救助犬に認定審査会があったり、ボランティアだったりと、非常に面白い題材を取り上げた。
○ボランティアでいろんな心労を背負い込み、現場に行っても決して良い思いをすることはないのに、なぜ行政の補助などのスキームがないのか理不尽に思った。
○ボランティアの中で、どうしてチェイサーと組んで、その後のクヴィックとどういう形で巡り合ったのか、その辺の仕組みがぼやっとしていた。
○消防署などから委託を受けてボランティアでやっていると思っていたが、そのようなシステムは全くないことに驚いた。危険な現場にも行くこともあるし、行政的なシステムができると良い。
○様々な場所でこの話題を提供して、南海トラフ地震など事前に予測されている災害に備え、このような団体のことを大きく広めると良いと感じた。
○やはり使役なので、飼えば飼うほど、盲導犬も救助犬も平均寿命は縮まる。そういう意味で多分良い飼い主さんだが、ハンドラーとしては厳しいのではないかと感じた。
○チェイサーが亡くなった後の、クヴィックの変化の瞬間がよく撮影できたと思う。
○面白かったのは、犬種は様々と考えるようになったところ。警察犬はシェパード、ミニチュアダックスフンドは家庭犬と決めつけてしまいがちだが、小型犬は体重が軽く、狭い所に向いているなど長所がある。先入観なく、個々の能力を引き出すように考え方が変わってきているところが新鮮。

平成29年5月号

1.開催日時
平成29年5月15日(月) 12時~14時00分

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.議題
[1]番組審議
テレビ番組 『「世界一の九州が始まる!」伝統に旋風!~天領の下駄王子~』
放送日時  平成29年4月30日(日)10:15~10:30
[2]業務報告
(1)5・6月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(4月)
[3]次回日程について
平成29年6月19日(月)

4.出席委員
伊藤安浩委員長、是永幹夫副委員長
神田岳委委員、佐藤政昭委員、藤本 保委員、児玉憲明委員

<局側出席者>
永田社長、大塚常務、泉テレビ局長兼視聴者室長、羽田野報道制作局長、松井ラジオ局長、高橋宏明ディレクター、篠原事務局長

5.審議の概要
平成29年度5月の番組審議会が開かれ、永田社長が「世界が大きく変わる中、日本ではテロ対策の共謀罪成立が今国会で山場を迎えている。憲法改正成立を2020年に目指すと、具体的に日程が提示されるなど大きな曲がり角にきている。スピードに乗り遅れることなく、ニュースや番組を通じて、一方的ではなく多面的に掘り下げ、情報を提供していきたい」とあいさつ。
ひき続き、テレビ番組『「世界一の九州が始まる!」伝統に旋風!~天領の下駄王子~』を視聴・合評した。歴史情緒あふれる大分県日田市の名物「日田下駄」。地元の伝統工芸の魅力を発信しようとする若き職人が、本野雅幸さん(35)。日田杉を使った下駄は、作りは匠の技に裏打ちされている一方、デザインはネイリストがデコレーションを施した「デコ下駄」や布を持ち込み下駄にコーティングする「布あそび下駄」など、既成の枠に収まらない斬新な物が多い。近年、イタリアやフランスの展示会に出品。人気アウトドアメーカーともコラボしてさらなる海外展開も目指す。「愛される日田下駄」をコンセプトに、挑戦を続ける若き職人の姿を描く。

<委員からの主な意見>
○衰退しつつある産業を続けていくためには、伝統や老舗ののれんを壊しながら守るという矛盾した作業が必要。それを体現して、かつ世界にも発信している。非常に刺激を受けた。
○下駄は履いた時にぴたっと足の裏に木の温かみが伝わるような、人工的なものにはない良さがある。それを番組の中でもう少し伝えても良かった。
○最新鋭の機械を買っていたが、経営的にはどんな状況なのか。新しい下駄がどんどん売れている状況ではないだろうから、経営が成り立っているのか現実的部分も紹介してほしかった。
○日田下駄の由来、由縁がいまひとつ分からなかった。
○日常的に下駄をはく文化がすたれているので、新たな生活提案があっても良かった。
○それなりの覚悟で前向きに家業を継ぎ、いろいろ新しいアイデアを出してやっていく様子は、他の業種の人達にも勇気を与えられる活動。
○高額の商品もあった。日常使いだけでなく、外国のコレクターなどに対し美術工芸品としての価値も持ち始めるのではないか。