OBS大分放送

1.開催日
平成24年9月24日(月)

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.議題
[1]番組審議
テレビ「旬感!3ch」~大分の戦争の記憶と記録~
放送日時 平成24年8月22日(水)19:00~19:55
[2]業務報告
(1)ラジオ・テレビ10月編成について
(2)視聴者・聴取者対応報告
[3]次回日程について
平成24年10月22日(月)

4.出席委員
溝口薫平 委員長
肥田木孜 副委員長
由佐康子委員、伊藤安浩委員、伊藤京子委員、神田岳委委員、藤内 悟委員、板井良助委員、西村摩耶委員
(鶴丸礼子委員 欠席)
<局側出席者>
首藤社長、高木常務、井尻テレビ制作局長、後藤報道局長、泉テレビ編成局長兼視聴者室長、菊池ラジオ局長兼ラジオ営業部長兼ラジオ制作部長、佐藤番組プロデューサー、竹内番組審議会事務局長

5.審議の概要
審議会では、首藤社長が政府が発表した「南海トラフ巨大地震の被害想定」を受けて「メディアとして日頃から防災の備えを怠らないよう啓発していきたい。同時に、災害報道への取り組みを更に強化したい」とあいさつした。
続いて番組審議では、水曜日に放送している「旬感!3ch」で特集した「大分の戦争の記憶と記録」を視聴・合評した。この番組は戦後67年が経ち、戦争を語り継ぐ人たちが少なくなる中で、四半世紀にわたって戦争遺跡を調査してきた「豊の国宇佐市塾」の若い世代が、米軍が戦時中と戦後に大分市を撮影した映像を発見し入手した。その映像から現代に生きる私たちに投げかけるものとは何かを考える。

<委員からの主な意見>
○大分市の戦後の映像を見て、そこに住んでいた者として、胸を締め付けられる思いがした。戦争体験を通して平和の尊さを伝えていきたい。
○領土問題など難しい時代になった、これから平和教育が大事になって来ると思う。
○新しい映像が発見されたことで、番組が新鮮な内容になっている。
○戦争を体験した人が少なくなっている中で、戦争の遺跡を残すことは、戦争の悲惨さを後世に伝えるために有効だと思う。
○現在の大分市と戦後の映像をもう少し比べて見ても良かった。
○若い人がなぜ、戦争の情報に関心を持ち、戦争を伝えることに執着するのか。その人となりをもう少し知りたかった。
○戦争体験や事実をどう歴史教育に継いでいくか、大変難しい問題だと思う。
○大分県に海軍航空隊の基地があったことを番組で初めて知った。よくこうした映像をみつけたと感心した。
○「旬感!3ch」をスタートさせた役割の大きさと、番組にかけるOBSの意気込みを感じさせる。
○子どもたちにも戦争とはどんなものか、理解できるような番組も作ってほしい。
○歴史教育に対する年齢的な温度差を、今後どう埋めていくか大きなテーマだと思う。

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