OBS大分放送

1.開催日時
平成27年4月20日(月)12時

2.開催場所
大分放送 5階セレモニーホール

3.議題
[1]番組審議
テレビ番組 ムーブ「島からのメッセージ」
放送日時 平成27年3月22日(日)25:20~25:50
[2]業務報告
(1)4・5月の番組について
(2)視聴者・聴取者対応報告(3月)
[3]次回日程について
平成27年5月18日(月)

4.出席委員
伊藤安浩 委員長、是永幹夫 副委員長
鶴丸礼子委員、神田岳委委員、藤内 悟委員、板井良助委員、藤本 保委員、児玉憲明委員、西村摩耶委員
<局側出席者>
永田社長、高木常務、泉テレビ編成局長兼視聴者室長、松井報道局長兼テレビ制作局長、砂原ラジオ局長兼ラジオ営業部長兼ラジオ制作部長、都甲番組ディレクター、篠原番組審議会事務局長

5.審議の概要
平成27年度最初の番組審議会が開かれ、永田社長が「東九州自動車道の全線開通、JR大分シティ開業、県立美術館のオープンと中心市街地の活性化が期待される。一方、大分県には少子高齢化、産業振興など、課題が山積。統一地方選の結果を受けこれからの政治がどう対応していくのか、ニュース等でしっかりと検証し、伝えていきたい」とあいさつ。
ひき続き、テレビ番組「ムーブ 島からのメッセージ」を聴取・合評した。佐伯市東に浮かぶ離島「大島」。一本釣りや養殖などが盛んで、最盛期には1,000人以上が住んでいた。しかし、現在では少子高齢化・過疎化が進み、集落の維持、存続が危ぶまれる状況に。2013年にやってきた二人の地域おこし協力隊員は、地域外の人材を積極的に募集し、定住・定着を図ることで、地域力の維持・強化を図っていくことを目的としている。しかし、離島という厳しい環境は、二人に厳しい現実を突きつける。二人の奮闘する姿と、離島が抱える問題を住民の生活を通して描く。

<委員からの主な意見>
○例えば、養殖をする場合、自治体からの援助などがなければ、定住することはないと思う。生計が立てられる仕組みがないとやっても無意味だと感じた。
○大島の場合、住民保護がメインになっているが、それは福祉でやって行くべき。産業を起こさなければ意味がない。
○厳しい現実が分かってもらえるのは良いことと思う。ただ、もう少しフォローが必要。ハッピーエンドでなくても、成功事例などもう少し交えて作ったらよかった。
○追究取材するのであれば、地域おこし協力隊の大分県内のケースをシリーズ化していってもと思う。
○島民との個々の繋がりがどうかという点が、見えにくかった。それがどんなコミュニティでも一番きついところ。
○離島という環境の中で、地域おこしが厳しいという実体が、何となく見えづらかった。
○細かな映像を使って、過疎の問題と住民保護と外から来た人たちの思いがバランス良く溶け合った番組と評価する。

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