OBS大分放送

1.開催日
平成13年3月19日(月)
 
2.開催場所
 
大分放送本社会議室
 
3.議題
[1]ラジオ・テレビ3月・4月特別番組について
[2]ラジオ・テレビ4月編成について
[3]視聴番組 テレビ特別番組 「大野川~母なる川~」
放送   平成13年3月4日(日)10:00~16:54 
[4]平成13年度番組審議会日程について
[5]その他
 
4.出席委員(敬称略)
溝口 薫平(委員長)、肥田木 孜(副委員長)、野崎 哲、
赤尾 重信、由佐 康子、川原 大、後藤 靖宏、後藤 誠、草間 朋子 
 
5.議事の概要
審議会は宮崎社長があいさつ、つづいてラジオ・テレビ3月・4月の特別番組と4月新編成について担当者が報告した。
テレビの編成に関する報告で、年度初めに青少年の知識や理解力を高め、情操を豊かにする番組を公表することになっており、平成13年度の「青少年に見てもらいたい番組」として次の5本が公表された。
●「世界ふしぎ発見」(土)21:00~21:54
●「どうぶつ奇想天外!」(日)20:00~20:54
●「世界ウルルン滞在記」(日)22:00~22:54
●「親の目子の目」(月)10:45~11:15
●「ZONE」(日)18:30~19:00
そのあと視聴番組、テレビ特別番組「大野川~母なる川~」の視聴、合評を行った。
この番組は、「ニュースライン」の年間企画として毎週金曜日に放送している“川キャンペーン”、大野川の総集編として、1時間番組にまとめたもので、大野川をテーマに学習する大分市の松岡小学校の活動を追いながら、大野川の美しい風景や祭り、川を守ろうとしている人たちなどを通して、子供たちに美しい川を残していかなければならないことを呼びかけた番組。
 
<委員から出された意見の概要>
○ 川と人間の関係では、飲料水の問題、環境の問題、工業用水の問題など、触れておいた方がよかった。川はみんなで汚しているので、みんなで良くしようということをしなくてはいけないと思う。そういった意味で、基礎知識の整理というか、全体像の整理が弱かった。
○ 川との関係を医学的、生態的に捉えるのか、歴史的・文化的に捉えるのか、視点がふらついたなと思った。
○ 子供にあんな経験をさせたことは、すごく大切なことだと感じた。とても着眼力がよかった。川と人との関わり、花との関わり、魚との関わりなど、よく分かり力作だった。
○ 山との関わりが足りなかった。川を考える時、山からスタートして欲しかった。
○ 川をきれいにしなければいけないと言うんですが、今の大野川の現状がきれいなのか、危機的状況なのかあまり出て来なくて、大野川の周辺で暮らしている人の生活、水をどう利用しているか、それと現状はこうだよと紹介して、それを肯定するわけでもなく、否定するわけでもなく、子供に伝えて行きたいという構成で何となくピリッとくるものがなく、漠然とした番組だったように思う。
○ 橋をはじめ、映像の素晴らしさを楽しませていただいた。
○ 川の汚染の問題など、科学的なデータを入れながらやった方が、全体に訴えることが出来たと思う。
映像としてはすごく楽しむことが出来たが、美しい川を守りましょうという視点で見ると、もうちょっときっちりした大人の視点から見たものがあった方が良かった。
○ 映像を通して、最終的に私達がどう生きるべきかということを考える機会を与えていただいた。
○ ナレーターが余り入らず、きれいな自然の映像を見せていただいて良かった。
○ 全体的に欲ばり過ぎた。いろんなものが入ってきたという気がした。特別番組だから何か一本貫いて訴えるものを期待していたが、大野川は何せ大きなテーマではあるが、視点を定めもう一度チャレンジしては。

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