海原みどり 10/3(金)

NO.64「まひるの月を追いかけて」
著者:恩田陸
出版社:文春文庫
奈良で消息を絶った異母兄を探すために、兄の彼女だという女性と一緒に明日香路への旅に出た静。
霧雨が降る早春の奈良を、樫原神宮、藤原京跡・・・と歩き続ける2人だが、途中で、兄の恋人だと言っていた女性は別人であることが判明。(本当の彼女は、交通事故死していた)それでは、いったい目の前の女性は誰なのか?そして、明日香村で姿を現した兄も昔とは雰囲気が違っている。なぜ、彼はフリーライターの仕事を辞め、ここにいるのか。「もうすぐ遠いところに行く」と宣言したまま、多くを語ろうとしないのはどういう思いなのか・・・・・。
とにかく謎をいっぱいにちりばめた複雑なストーリーだが、3人の登場人物とともに奈良の遺跡や旧跡を歩きながら推理し、真相究明をする名探偵になった気分でページをめくる。ミステリーでありながら、恋愛小説のようでもある。ラストシーンが美しい!!!
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