海原みどり 10/10(金)
NO.68「さらば外務省」
著者:天木直人
出版社:講談社+α文庫
2003年に単行本として出版し、ベストセラーになった「さらば外務省」を文庫化するにあたり、加筆・修正をしたもの。
副題に「私は小泉首相と売国官僚を許さない」とあるように、元外交官として、外務省官僚と小泉元首相を厳しく糾弾した内容。
パフォーマンスばかりが目立ち面倒なことは他の人に丸投げ、アメリカ追随外交でイラク戦争を支持し世界の安定には寄与出来なかった小泉氏。そして、自らの出世・天下り以外のことには目もくれない外務官僚たち・・・。読んでいて、筆者に同感することも多いが、ここまで言っていいのか?これ本当?と真偽を疑いたくなるような事例もあり。
筆者の天木氏は、上級職として外務省に入省し、マレーシア、オーストラリア、カナダ、レバノンなどの大使館で公使・大使を歴任。外交活動を続けるうちに、本国と現地での温度差やスタンスの違いを感じて、度々意見するも聞き入れられず、結局、解雇という形で外務省を後にする。
会社や組織のことを思って一途に突っ走る熱血漢は、組織からつまはじきにされる。皮肉なものだ。
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