2006年6月12日

佐伯市で震度5弱(午前8時30分情報) [08:30]

12日午前5時1分頃、大分県中部を震源とする地震があり、佐伯市で震度5弱を観測しました。この地震による津波の心配はありません。気象庁によりますと震源の深さはおよそ140キロで、地震の規模はマグニチュード6.2と推定されています。各地の震度は次の通りです。震度5弱は佐伯市。震度4は国東市、大分市、臼杵市、津久見市、豊後大野市、竹田市となっています。この地震による津波の心配はありません。
地震の影響で佐伯市上岡と鶴望の市営住宅で安全装置が作動してエレベーターがとまりました。このうち佐伯市上岡の市営住宅のエレベーターは午前7時30分ごろ復旧したということです。また、豊後大野市の県立三重病院でも一時エレベーターが停止しました。この他、佐伯市内の陶器の販売店ではケースに入っていた花瓶などの商品が落ちて割れるなどの被害が出ています。
交通機関への影響は、JR日豊本線で特急列車2本に最大35分の遅れ。普通列車3本に最大58分の遅れがでています。佐伯市の一部で時速25キロの徐行運転が行なわれています。県内の高速道路に異常はありません。震度5弱を観測した佐伯市役所の職員は「最初にたて揺れが2、3秒あり、その次によこ揺れが10秒くらい続いた。3月の地震よりも激しく揺れた感じだった」と地震発生当時の状況を話しています。県では災害警戒本部を設置して情報収集などにあたっていますが、これまでのところけが人などの情報は入っていません。気象庁によりますと今回の地震は震源が非常に深いことから大きな余震活動は考えにくいということです。

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