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3月17日放送分/「ブローク・バック・マウンテン」
この作品は今年のアカデミー賞の主要8部門にノミネートされ、結局作品賞は「クラッシュ」に決まった訳ですが、選考前にはこの作品が作品賞の最有力候補とまで言われていたんです。

それだけに、見た最初の感想は「すごく良い映画だなぁ〜」でした。

この映画は男性の同性愛をテーマにしています。
多くの日本人がこのテーマに対して恐らく一歩構えた目で見てしまうと思いますが、実際映画を見る前まで私もそう感じてました。
それが見終わった後は、全く違った感想を持ちました。
ここまで見る前と見た後のギャップが大きな映画というのも、初めてかもしれません。

舞台は1963年。ワイオミング州のブロークバックマウンテン。
羊の放牧管理の仕事を得た2人の青年が大自然の中でひと夏を共に過ごす。
全くの初対面だった二人に友情が芽生え、それが愛情へと変わっていく。
しかし限られた時間の中での仕事だったため、そんな彼らにも別れの時が・・。
そしてそれぞれが別の道を歩み、お互いに伴侶を得、子供を授かるが、4年後に再び出会ってしまった2人。
彼らには決して優しくない時代の中で、20年に渡り逢瀬を繰り返すが、ついに衝撃的な事件が起きる。

天高く青い空、季節の移ろいと共に異なった表情を見せる山の樹木。
そして永遠に穏やかな時を刻む川のせせらぎ。
そうしたブロークバックマウンテンの大自然の映像も、彼らの愛の深さを引き立たせてくれます。

個人的に私が印象的なシーンは、主人公のイニスの娘が結婚するとイニスに伝えたシーン。
その時娘は19才。
自らは20才の時に最愛の人と出会いながら、そして20年に渡りその愛を確かめ合いながら決して結ばれることが出来なかった。
その苦悩が、一つのこの映画の象徴するシーンへと繋がっていくんです。

この映画は確実に「恋愛映画」です。
「人を愛する大切さ」を学べたような気がします。
ぜひ多く人に見て欲しい作品ですね。

「ブロークバックマウンテン」はシネマ5で現在公開中です。