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8/10放送分 /「香港の『香港空港大混乱』のお話」
夏休み期間中、現在大分大学経済学部の学生21人が香港大学で夏季留学中!
先日当事務所を訪問してくれて、とてもバイタリティーがあって元気でした。
海外生活の経験など、沢山の思い出と経験を積んで帰ってもらいたいですね。
さて今日の話題は先週のこの放送の続きです。
というのも先週のこの放送で「現在香港は台風が接近中なんです」とお伝えしました。
この台風の影響で街中では強風のため街路樹が倒れるなどの影響が出ましたが、
幸いにして人的な被害は報告されませんでした。
しかし、実は先週の放送後の3日午後から大変な事態が発生!
「香港国際空港の大混乱」が起こったのです。
3日の午後の便から遅れが出始めた香港国際空港発着便でしたが、
さらに4日の夕方にかけて台風の影響で欠航も相次ぐようになり、空港は大混雑!!
飛行機を乗る前の航空会社のチェックインカウンターやロビーはもちろん、
出国審査を終えた登場口前の待合いロビーなど広い空港内至る所で大混雑し、
航空会社も収拾がつかない事態に発展。
結局のべ600便10万人の足に影響が出て、1988年に新空港が開港して以来最大の混乱となったのです。
しかし日本と同じく台風の多い香港で、台風による飛行機の欠航はそんなに珍しいことではありません。
ではなぜこのような状況になってしまったのかというと、
台風の風が予想以上に強かったため。
具体的には
@欠航の連絡が夜遅くにしか入らなかった。
(このため空港に内のロビーでは約3000人の人が一夜を明かしたようです)
A夏休みの行楽シーズンで家族連れやお年寄り、外国人も多く、言葉が通じず移動が出来なかった。
B航空会社も前例がなく、緊急時の対応がとれなかった
などと報じられています。
では全く航空会社の不手際だけでこの事態が引き起こされたのかというと、そうではなく、
むしろ今回の騒動でそれ以上に矛先が向いているのが「天文台」なんです。
このコーナーでも度々紹介していますが、香港では台風が接近すると、
その危険度に合わせて1、3、8、9、10と5段階の「警報(シグナル)」が発令されます。
今回は「シグナル3」。
(シグナル3は「注意」止まりで、シグナル8になると交通機関が止まり人々は早く帰宅します)
報道などではこのシグナル3が問題であって、
なぜ天文台はシグナル8を出さなかったのか?という論調になっているんです。
(テレビでも天気図を使った解説が何度も行われていました)
いずれにしてもこの混乱に巻き込まれた方、お疲れ様でした。
また巻き込まれた方の中には「もう香港にも来たくないし、この航空会社にも乗らない」と
厳しい意見の方もいたようですが、今回のことは必ず各方面共に教訓になっているはずですので、
ぜひまた香港にお越しいただきたいと思います。
香港天文台の台風予想進路図(台風9号)
「台風の大きさ」よりも「天文台の判断で決める警報シグナル」のランクが重要視されます。
<8月9日朝9時現在シグナル1発令中>
広大な香港国際空港
空港内に旅客専用電車が走るほど広い空港。ここが人で溢れたのですから混乱の度合いが伝わってきます。