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11/30放送分「中九州経済圏(大分・熊本の交流拡大)について)」
最近、九州では道州制を巡る議論が活発になっています。
これは「九州はひとつ」をコンセプトにして、各県が力を結集しようという動きですが、
特に観光面では従来各県がバラバラに振興策に取り組んでいた為に、
最近は北海道や沖縄に比べ、観光客の受け入れがやや劣勢になっていました。

このため現在では「九州観光推進機構」といった組織を設けるなど、
九州全体で連携しながら取り組む動きが出ています。
ただ地元の経済界の話では、
「『九州はひとつ』といっても福岡への一極集中を加速させるものではなく、
各県の特徴を生かしながら、多極的、多元的な連携を図っていく事が適当」との意見が多く聞かれました。

そんな中カギを握ると言われているのが、九州の真ん中にある大分県と熊本県の東西の連携なのです。
実際、両県の交流拡大を目指す動きも出てきていて、
11月17日、18日には竹楽で賑わう竹田市で、「九州なかなか地域ブランド交流シンポジウム」が行われ、
大分からは竹田市、豊後大野市、熊本からは阿蘇市の関係者が集まり、
交流の拡大に向けて活発な意見交換が行われました。

また12月6日には大分市で両県の経済界の方々の交流会も催される予定です。

ではなぜカギを握るのが大分と熊本なのかというと、
両県には他の九州各県と違って@豊かな観光資源(山、海、川、高原、温泉、食材)、

Aしっかりした産業基盤の両方を兼ね備えた強みを持っているからなんです。
(例えば福岡はAはあるが@は弱い、長崎、鹿児島、宮崎は@はあるがAは弱いのです)


ちなみに九州各県のそれぞれの県の面積に占める国立公園+国定公園の面積の割合を見ると
大分県が19%でトップ、熊本県が12%で2位なんです。

また産業面でも九州経済、日本経済を引っ張っている半導体・電子部品産業や
輸送用機械産業(自動車・造船)の事業所数を見てみると、
大分+熊本は九州で一番経済規模が大きい福岡を上回っているのです!

以上の面をみると、今後中九州横断道路といった交通インフラの整備を進めつつ、
大分、熊本両県が産業面や観光面での連携を深め、「中九州経済圏」といったものを形成出来れば、
九州が福岡への一極集中ではないバランスのとれた地域に発展できるといえそうです。