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2/22放送分 「香港の『お正月料理「盆菜」のお話」
今年は2月18日が旧正月でした。
お年玉、お寺参り、花火鑑賞などの行事が続きましたが、
香港では17日から20日までがお正月休みの企業が多く、
今週はお正月気分がまだまだ街中に残っています。
さて香港の伝統的なお正月料理の盆菜(ブン・チョイ)。
香港の新界地区(香港北部で中国本土の最寄り)に伝わる伝統料理で、
日本でいう「おせち料理」みたいなものです。
その由来は様々ですが、ある説によると、「中国の王様が香港の新界地区に逃げ込んできた。
人々は王様にご馳走をするが、たくさんお皿がなかったので、全ての料理を一皿に盛り込んだ」
とも言われています。
日本で言う「鍋料理」に近いところもありますが、
お皿(お盆)は、金属でできている、洗面器のような形で大降りの丸いお皿を使います。
基本的には煮るですが、炊く、炒める、揚げる、燻る、煎るなどするところもあるようです。

材料と盛りつけ方は次の通りで、基本的には日本のおせちの重箱への盛りつけをイメージして下さい。
@伝統的な盆菜
6層になっていて、上から値段の高いもの、肉類、野菜類となっています。
上から順に1層がエビ、鶏。2層がウナギ、魚ボール。3層が椎茸、乾燥エビ。
4層が豚肉。5層が湯葉、イカ。6層が大根などとなっています。

A最近流行の盆菜
おおまかに3層からなります。
上から順に1層が高級海鮮乾燥食材(貝柱、アワビ、カキ)
2層が焼き鴨、豚肉、エビ、椎茸、鶏、魚。
3層が大根、湯葉、鶏の足、ブタの足、魚ボール、里芋、ナマコなどとなっています。
→これは肉汁、煮汁が上から下に流れて、野菜が美味しくなるということもあるのです。

また食べ方は上から順番ではなく、下から食べても良いのです。
ただ、12人程度で食べて大体食材は1人一つとなってますので、
アワビを2つ食べたりすると怒られるかもしれません。
このように伝統的とはいえ香港の一地区の食べ物である「盆菜」が、
最近は香港全土や中国、マカオ辺りまでブームになっているんです。
このブームが始まった10年前は、新界地区まで出かけないと食べられなかった盆菜ですが、
最近ではほとんどの中華レストランやスーパーで買うことができます。
値段は10人前で1万円程度とリーズナブルなのも嬉しいところです。

この時期香港に来る機会がありましたら、ぜひ「盆菜」を味わってみて下さい。

「盆菜」(例) 「お年玉袋」
見た目も豪華ですよね。大勢の家族・仲間で鍋を突く感じです。 日本のものと比べると、かなり派手です。