<<・・・バックナンバー
3/15放送分「香港の『香港国際電影節(インターナショナル・フィルム・フェスティバル)』のお話
香港映画というと、古くはブルース・リーの「燃えよドラゴン」、
最近では周星馳監督・主演の「少林サッカー」など日本でも馴染みの作品が多いですよね。
さらに「アンディー・ラウ」や「ケリー・チャン」など有名な俳優も多く、
また料金も700円くらいと手頃なことから、香港では映画は「文化」として確立しているんです。

さてそんな香港で行われる「香港国際電影節」ですが、
今年で31回目を迎える歴史のある映画祭で、
今年は3月20日から4月15日までの約1ヶ月間に映画関係の様々なイベントが行われ、
街中が旗などの飾り付けで映画一色になるんです。

ではどのくらいの映画が集まるのかというと、
世界40ヶ国から270本以上の映画がエントリー!
香港内60ヶ所程度の映画館や施設が上映されるんです。
その中には当然日本映画もあることから、日頃日本語のメディアに接することが限られている
現地の日本人にとってもこのイベントはとても楽しみにしているものです。
中には1日5本のペースで見て回る人もいるようで、
既に満席の上演分も続出しているほどの人気ぶりなんです。

さらに今年はこの映画祭に合わせて「第1回アジア・フィルム・アワード」が開催されます。
これはアジア映画の枠組みでの「アカデミー賞」のようなもので、
作品賞や主演男優賞、主演女優賞など10部門で選考が行われ、
日本からも渡辺謙さんや宮沢りえさんなどがノミネートされているようです。

このような香港映画界を強く後押ししているのが香港政府なんです。
10年前は年間100本以上制作していた香港映画界も、去年は50本程度に留まるなど、
最近低迷していた映画産業をてこ入れしようと、香港政府は次のような政策を次々と打ち出したんです。
@「電影発展局」の設置
A「電影発展基金」を設置し、映画制作のための資金援助や広告宣伝費などへ3億ドル(約45億円)の拠出
B香港貿易発展局が「エンターテイメント・エキスポ(娯楽博覧会)」の開催
 (香港国際電影節もこの中のイベントの一つ)

政府、民間をあげて香港映画の復活に向けて取り組んでいる香港。
観光都市でもある香港にとって、映画は「文化」であり、大切な「収入源」であるんです。
「電影節」の飾りつけ
街中が「映画」のイベントを
盛り上げる雰囲気が伝わります。
「中心部にある石段」
昔映画で見たようなみたような石段
果物が転がってきそうな感じがしませんか