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4/27 放送分「香港の『高層ビルの谷間に大穴が!』のお話」
去る4月24日(火)の午後12時30分。
香港中心部の「セントラル地区」の「利源東街」で、とんでもない事故が起きました。

突然縦8m・横4m・深さ4mの大穴が開いて、商店5軒分が店ごと穴に落ち込んでしまったのです。
その穴に店主4人が商品、土砂、水と一緒に落ちてしまったため、消防や近くの人が救出。
病院に搬送されましたが、幸いなことに軽傷でした。

この「利源東街」は大分銀行香港駐在員事務所から2分ほどの場所で、
香港特有の高層ビルに囲まれた谷間(50m×4m)の狭い路地。
ただ、雑貨や小物を売る出店が数十軒並んでいる場所で、
観光客も良く通る、人気の裏通りなのです。

そんな中心部で起きた大規模な道路の陥没ですから、新聞やテレビで相次いで報道。
事故当時は雨が降っていて人通りが少なく、これが被害が少なかった要因とも言えますが、
事故後は報道陣や野次馬、工事関係者に警察などで大混雑していました。

さて、その原因はなにかというと、報道によると、
@当時大雨警報(紅雲)が発令中の大雨だったため、地盤がゆるんだ
Aすぐ隣で29階建てビルの基礎工事をしていたので、この影響
B埋没している水道パイプの破損、などと言われていますが、
まだはっきりしていません。

ちなみに利源街の店主は、
「最近地面が傾斜した」や「水が染み出ている」などの変化を感じて水道局に通知していたようですが、
水道局はまだ対応していなかったようです。

なお大都市の香港ですが、実は「古い水道管が破裂して、水が溢れ出る」といった初歩的な事故は
珍しい話ではなく、比較的よくあるのです。
しかしその一方で電柱はほとんどがすでに地中に埋められています。
つまり、世界屈指の国際都市香港も、その裏側はまだインフラ整備が行われている最中で、
新しさと古さが混在している街だと言えるのです。

これから香港は雨季を迎え、本格的な大雨シーズンに入ります。
このような陥没は、観光客などには気を付けようのない事故ですが、
「こういったこともあり得る」と頭の片隅にでも置いて、地盤の固そうな所を歩いて下さい。
「大穴の開いた現場」
  警察と工事関係者のガードで大穴は見れません。
  ミキサー車の後ろ(緑色の屋根)が商店です。
「大穴のすぐ横の通り」
  大穴の開いたすぐ横の通りでは、
  ご覧の人々の混雑がいつも見られます。
  それだけ中心部ということです。