10年一昔とも言いますが、香港は今年返還後10年を迎えました。 10年前と今と変わったことを数字で振り返ると、 改めて様々なことが分かってきますので、紹介したいと思います。
表は政府公表統計データです。
|
1996年 |
2006年 |
差 |
| 【1】人口 |
| 総人口 |
643万人 |
685万人 |
42万人増 |
|
女性 |
321万人 |
358万人 |
37万人増 |
|
男性 |
322万人 |
327万人 |
5万人増 |
| 労働人口 |
315万人 |
357万人 |
42万人増 |
|
女性 |
123万人 |
162万人 |
39万人増 |
|
男性 |
192万人 |
195万人 |
3万人増 |
| 独身人口 |
27万7000人 |
36万7000人 |
9万人増 |
|
女性 |
10万4000人 |
18万2000人 |
7万8000人増 |
|
男性 |
17万3000人 |
18万5000人 |
1万2000人増 |
| 【2】収入 |
| 10万円以下 |
72万6000人 |
94万6000人 |
22万人増 |
|
女性 |
45万7000人 |
63万2000人 |
17万5000人増 |
|
男性 |
26万9000人 |
31万4000人 |
4万5000人増 |
| 45万円以上 |
24万8000人 |
39万6000人 |
14万8000人増 |
|
女性 |
5万9000人 |
13万4000人 |
7万5000人増 |
|
男性 |
18万9000人 |
26万2000人 |
7万3000人増 |
| 社会保障・資金援助被援助者 |
72万9000人 |
110万4000人 |
37万5000人増 |
|
女性 |
39万2000人 |
59万1000人 |
19万9000人増 |
|
男性 |
33万7000人 |
51万3000人 |
17万6000人増 |
| 【3】犯罪 |
| 逮捕者数 |
4万7000人 |
4万2000人 |
5000人減 |
まず【1】の人口を見てみると、女性の人口が増えています。 これは「アマ」と呼ばれるヘルパーが他の国から来ていることなどが原因と思われます。
また労働人口も女性の数が増加。 働く女性が増えていて、共働き家庭が増加していることが伺えます。 と同時に独身人口も女性が増加。 労働女性の増加に伴って、独身女性も増えているんです。
次に【2】の収入。 月収10万円以下の、いわゆる低所得者が増えている一方で、 月収45万円以上の、いわゆる高所得者も増えてます。 つまり、経済成長に伴って、賃金格差が拡大し、女性の高所得者が増加しているんです。
また、政府からの生活支援、資金援助を受ける人も増加。 これも社会の格差拡大を反映していると言えそうです。
一方で犯罪逮捕者は減っていて、 10人に1人は逮捕されるようになりました。
このようにこの10年間で【1】人口構成の変化(女性の増加)や
【2】経済発展と共に収入格差の拡大という大きな変化がありました。 香港の問題は「少子高齢化」と言われていて、こういったデータを元に政策が練られ、実施されています。 そういった意味では、非常にコンパクトで分かりやすいと言えますね。
写真は先週お伝えした、タイとラオスの写真です。
タイ中心部は大都会の様子ですが、ラオス中心部は随分懐かしい感じがしますね。
|
|