大分の古代美術











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板絵著色阿弥陀浄土図(来迎壁)
豊後高田市大字蕗 富貴寺
板絵著色 板七枚継
175.0cm×248.0cm
平安時代後期
重要文化財
板七枚を継ぎ、中央に勾欄<こうらん>を付けた中台を置き、その上に蓮華座に坐す阿弥陀三尊を、その前後に四菩薩を描いている。中台の後方には奏楽の諸菩薩、比丘等が描かれる。中台の前方には舞台が築かれ、菩薩が舞っている。これを囲んで廻廊が四方に廻らされ、四隅に楼閣が築かれている。楼閣や廻廊にも多数の仏、菩薩が描かれている。虚空には幡幢や楽器が飛行している。廻廊の外に宝池があり、龍頭鷁首<りゅうとうげきす>の舟二艘が浮び、宝池の左右には父子相迎の阿弥陀仏と菩薩が描かれている。通例の阿弥陀浄土図では前方が解放されているが、本図では廻廊によって情景が内外に分けられているのは珍らしい。
(渡辺 明義)
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