インタビュー
 
鈴木慎吾インタビュー

  降格圏付近を彷徨うチーム同士の直接対決が続く後半戦序盤の山場を迎える。ただ、これらのチームに勝利すれば、真っ先に降格圏内から脱出できるのも確か。来るべき決戦を前に、誰よりも負けを嫌う男は、どんな思いを秘め戦いに挑むのか。“戦う気持ち”を注入し、チームを引っ張る鈴木慎吾に、チームの現状や残り試合にかける意気込みを語ってもらった。


大分の武器はチーム力。まずは意思統一を

―まずは移籍までの経緯を教えてください。
「これまで新潟で出場機会が少なかったときに、オファーを頂きました。新潟から残留を要請されましたが、常に試合に出て自分を成長させるというのが僕のポリシーなんで移籍を選びました」

―いくつかのオファーから大分を選んだ理由は何ですか?
「最初に声をかけてくれたことと、自分を一番必要としていると感じたからです。昨年はいいサッカーをしていたし、監督の目標とするサッカーが自分の理想に近かったというのもあります」

―昨年のサッカーができずに低飛行を続けているチームですが、一カ月弱チームに入って何が原因だと思いましたか?
「チームが同じ方向に向いていないと感じました。大分のストロングポイントはチーム力だと思っています。チームとして機能したときに力を発揮するのだから、まずは意思統一する必要があると感じました」

―トリニータは“おとなしい”チームと言われていますが、鈴木選手からみてどうでしたか?
「おとなしいチームですね。勝ちたいなら自然と声が出るだろうし、勝つためにはもっと言いたいことを言えばいいと思うんですが。僕は負けたくないから、
自分の意思表示はするし、要求してくる選手の意見は聞きいれる。もっと選手が言い合ってもいいと思います」

―その辺りのコミュニケーションが不足しているということですか?
「激しく言い合う事が全てではないですけどね。選手の性格があるんで。でも、もっと声を出し合うことは必要だと思います。僕自信を含め、このチームには声を出せる選手がいるはずなのに、なぜか声を出して引っ張っていない。“戦う姿勢”を全面に出すべきなんです。プレーと言葉を合わせてコミュニケーションなんだから」

―鈴木選手のように“気持ち”を大事にする選手は貴重な存在なんで、今後もグイグイとチームを引っ張ってください。
「いやそれは違うんです。みんながリーダーなんだから、みんなで盛り上げていかなければいけないんですよ。このチームに足りないのはソコだから。それに僕一人の力では何もできない。みんなの力があってこそなのでね。ただ、チームは僕を必要として獲ってくれたのだから、チームが勝つためにできることは何でもしたいとは思って

(2007年8月23日 柚野真也)
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