インタビュー
 
西山哲平インタビュー


チームの勝利のためにベテランが熟練の技を放つ


 リーグ戦25節の川崎戦でJリーグ通算300試合を達成。今季(ナビスコ杯含め)スターティングメンバーとしての出場は5試合ながら、30節を終えた時点でフィールドプレーヤーとしてただ一人全試合にベンチ入りをしているのが西山哲平である。この数字は、どんな状況でも限られた時間でチームのために結果を残すことができるという証明であり、監督が絶大の信頼を寄せ、懐刀のようにベンチに置いておきたい選手という現われでもある。

 「監督にそう思われているのなら選手として最高の喜びだね。出場時間を延ばしたいというのは常に思っているが、30歳を過ぎた頃からチームが勝つため与えられた場所でどれだけ貢献できるかを考えるようになった。練習の時からいい雰囲気をつくることやピッチ外で声を掛け合うこと。どんな状況でもチームの力になれることはある」と西山は胸を張る。

 当然のようにピッチに立てばベテランらしい高値で安定したプレーを続けている。カウンターではいち早くサイドを疾走し、遅攻時には縦パスを引き出す動きや切れ味鋭いドリブル突破で停滞感を打破する。かと思えば、チームがボールを失うと激しい守備と的確な読みでボールを奪うなど守備でも貢献する。プロ生活15年目に突入した今季は、いぶし銀の輝きは増している。

 「残留をかけての残り試合。さらにプレッシャーがかかるが、目の前の試合に集中するだけ。負ければ次はないという気持ちで最終戦まで戦い抜く覚悟が必要だ。ここまで来ると、他チームの勝敗や勝ち点を計算している場合じゃない。いかにチームのこと、対戦相手のことを考えて勝負ができるかだと思う」

(2007年11月7日 柚野真也)
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