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私の読書日記 <No.6>
1月17日(木) はれ時々くもり
ひとがた流し
著者:北村 薫
出版社:朝日新聞社
昨年末、NHK土曜ドラマとして放映された「ひとがた流し」。とっても感動した。
40歳を過ぎた女性同士の友情をここまでステキに描いているストーリーの面白さと、主人公・千波役の沢口靖子、彼女の友人役・松田美由紀、高木美保らの好演も光った。<久々にすっごくいいドラマを観たよ>と興奮して話すと、<あっ、それ、新聞小説だったのよ>と友人が教えてくれたので、早速、原作を読んでみた。

千波は、テレビ局のベテランアナウンサー。番組改編でメインのニュースキャスターに抜擢され、喜んでいた矢先、人間ドックで乳がんとわかる。やっと掴んだ念願のメインキャスターの椅子。手放したくないが、急いで手術をしないと、命の保証はない。
そして、悩んだあげく、手術を決意する。
幼なじみの牧子は、離婚し、一人で娘を育ててきた。大学受験を控えた娘と子離れできるか・・の瀬戸際。また、写真家と再婚した美々も、子どものことで悩んでいる。
夫の類と、娘の玲は、傍目にも仲が良い親子だが、血のつながりはない。玲は前夫との間に生まれた子であるが、彼女はそのことをしらない。いつ、娘に真実を打ち明けるべきか・・・・
三人三様の人生模様と、友情をからめながらストーリーは進行していく。

個人的には、原作(小説)よりも、テレビドラマの方がドラマティックな演出で、登場人物がいきいきと描かれていて、面白いと感じた。

「人は生きていく時、力になるのはなにかっていうとー、《自分が生きてることを、切実に願う誰かがいるかどうか》だと思うんだ」という千波の台詞に心打たれた。