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私の読書日記 <No.23>
3月6日(水) 晴れ
南極で考えたこと
著者:立松和平
出版社:春秋社
南極に昭和基地が開設されて50周年にあたる2007年1月、国立極地研究所主催の記念イベント「オープンフォーラム南極」に招かれた立松さんは、宇宙飛行士の毛利衛さん、登山家の今井通子さんたちと一緒に、南極を訪れた。
本書は、立松さんが現地で、昭和基地の隊員ひとりひとりに彼らの仕事や研究などをインタビューしたり、ほぼ2週間の滞在日記をまとめたもの。

1月3日、成田空港から南アフリカのヨハネスブルクへ。そしてケープタウンから20人乗りの軍用プロペラ機で7時間かかって4300キロ先の南極トロール基地へ。そこから、また1400キロ先の昭和基地に着いたのは、1月6日。つくづく南極は遠いと思う。

どこまでも続く青氷。トルコ石のように青く輝いた低温の氷は、ガラスのように硬質ですべりやすい。立松さんの南極大陸の第一印象は、《サハラ砂漠に似ている》
ここでは一人では生きられないが、ひとりひとりに生きる力がなければ、また生きられない。こんな厳しい自然環境の中で、南極観測隊は日夜、自然科学・環境・地質学・宇宙・・・など、あらゆる分野の調査や観測を続けている。
例えば、日本の南極観測隊によるオゾンホールの発見は、フロンガスの世界的製造中止につながったということだ。
また、南極の氷が、地球温暖化などの影響で溶けて海に流れ込んだら、海面は現在より50数メートル上昇すると計算されている。生態系は破壊され、地峡への影響ははかりしれない。
南極の調査は、地球環境のバロメーターになるのだ。

南極基地には、プロの料理人もいる。越冬のためには、食材や調味料、お茶や酒など1,600種類、50トンも用意するのだが、生野菜などはカビが生えたり、早く品切れするため、限られた材料でメニューを考えるのは大変だとか。
しかし、その献立の多彩さ、豪華さにビックリ!!!
例えば、
1月8日(昼)秋刀魚焼き、天ソバ、山菜おこわ、アイス。
         (夜)煮豚、オニオンスライス、サラダ、シューマイ、卵スープ。
1月9日(昼)カレーちからうどん、巾着たまご、焼おにぎり、リンゴ、アイス、
               あんまん。   ・・・・・・・・・・・・・・など。
ねっ、美味しそうでしょ!!!