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私の読書日記 <No.34>
5月14日(水) はれ
「好きよ」
著者:柴田よしき
出版社:文春文庫
「好きよ」―2年前、たった一言の遺書を残してビルから飛び降りて自殺した同僚の愛果。

誰に対しての遺書なのか、どうして彼女は死ななければいけなかったのか、謎が深まる。さして親しくはなかったが彼女の死が気になる董子の前に、伊勢崎という男が現れ、やがてそれは東京と瀬戸内海の小島とを結ぶ奇怪な出来事にと発展していく・・・・。

タイトルから最初は恋愛小説と思っていたのだが、次第にミステリーともホラーともいうべき奇想天外なストーリーになり、ハラハラドキドキしながらページをめくる楽しさがあった。

柴田よしきさんの作品は、「淑女の休日」や「フォー ユア プレジャー」など何作か読んだが、いつもテンポがよく、主人公の女性が凛としてカッコイイ。
共感が持てる作家である。