←アナ日記トップに戻る(海原みどり)
私の読書日記 <No.38>
6月6日(金) 晴れ
「インコは
戻ってきたか」
著者:篠田節子
出版社:集英社文庫
《究極のハイクラスリゾート地、東地中海の真珠キプロス島》。
女性誌の編集部員・響子は、久々の海外取材でイケメンのカメラマンとともに優雅なひとときを過ごすことを期待していた。しかし、現れたのは、方向音痴で謎めいた40過ぎの男でがっかり。おまけに民族と文化が複雑に交差する紛争の地で、彼女はそれまでの人生観をも変えられてしまう。
夫も子どももいて男性同様に頑張るキャリアウーマンは、その地で、本当の男の誠実さや弱さを見る。つかのまの恋。そして、衝撃的なラスト・・・。

小説のタイトルにもなっている「インコは戻ってきたか」は、出稼ぎのトルコ系男性がギリシャ系少年に語る言葉。小説の中で、このシーンはじーんときて、実によい。

女性よ! 頑張り過ぎずに、しなやかに生きようよ・・・と、言いたくなる一冊。