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私の読書日記 <No.40>
6月19日(木) 雨
落語と私
著者:桂 米朝
出版社: ポプラ社
昭和50年、米朝師匠が50歳を迎えた時に≪落語とは?≫というテーマで、他の日本の話芸との違い、落語の歴史、名人などを語ったものの新装版。
今、また落語ブームの中、興味深かった。

落語のおもしろさ、難しさは、「視線で表現出来るか」ということ。
目のやり場(年上は上手→下手、年下や身分が低いものは下手→上手を見る)や、
視線の追い方、声の大きさなどで、その演じている家の状況や広さなどを表現する。
「こんにちは〜」「こっちへお上がり」のセリフだけでいろんな表現があり、芸人の力量がわかるとか。へえ〜。

扇子と手ぬぐい1本で、箸や刀、筆、キセル、船をこぐ櫓など何でも表現するのは、
落語の醍醐味のひとつである。

笑いの中に社会構造やしきたり、マナーなども自然と学べるようになっていて、
落語は≪人生の百科辞典≫という表現がぴったりである。