<心にエネルギーを補給する40の物語>という副題が付いたエッセイ集。
ファッション誌の編集などを経てイタリアに在住していた筆者の、流行にとらわれない洗練されたおしゃれ感、ものに対する慈しみ・こだわり、ソウル(魂)が響きあう人間関係のありかたなどが随所にちりばめられた、気持ちのよい一冊だ。
「魅力的な人は、いいオーラを湛えている。物も同じだ。値段でもブランドでもない。
本当に正しいものには、やはりいい「気」が流れている。
その「気」に敏感になること。自分自身の「気」とそれとが、きちんとシンクロしているかどうかを見極めることだ・・・(中略)物は人の手に触れられたとき、ただの物から、想いを宿す手鏡になる」という冒頭の一節にも同感である。
例えば、贈り物の選び方、手紙の字、お茶の入れ方ひとつとっても、その人のセンスや品性があらわれるもの。
物質的豊かさではなく、心豊かに人生を送るためには、モノとのつきあいかたも、魂(ソウル)がこもったものでありたい。 |