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私の読書日記 <No.46>
7月21日(月) はれ
自分を生きてみる
〜一期一会の心得〜
著者:千 宗室
出版社:中央公論新社
茶道裏千家16代家元 座忘斎宗匠による講演やエッセイをまとめたもの。

「和敬静寂」「喫茶去」「主人公」「平常心是道」・・・・。
茶道の精神には、禅の教えからきているものが多い。
例えば、この本の中でも紹介されている「雨滴声」。
雨の日には雨の日を受け止めればいい。
自然体にあるがままに生きよという意味。

また、「一期一会」は、出会うもの、触れるもの、聞くもの、見えるもの、感じるもの、
その時その時受け入れる心を持ち続けること。
「看脚下」は、先のことばかり考えるのではなく、今日一日を精一杯生きよ。

茶道のすばらしさというのは、習い事としてひとつひとつの点前を覚えることだけでなく、
こうした<生き方の指針>というものを学べることだと思う。

座忘斎宗匠が一番大切にしている教えとは、利休の孫、宗旦が示したひとつの歌。
「茶の湯とは、心に伝え眼に伝え 耳に伝えて ひと筆もなし」
(茶の湯というのは、心や目や耳で覚えるものであって、書いて覚えるモノではない)

知識としてだけではなく、自分で体験し会得してことの大切さ。
これは、茶道だけに限らず、他の芸事、また仕事にもあてはまることだと思う。
お茶の稽古を始めて20年以上になるが、
やればやるほど奥義を極めることの難しさを痛感する日々である。