今日、ぼくがアナウンス室にもどってみたら大変なことになっていました。
なんと、大きなトカゲさんがアナウンス室を逃げまわっているそうなのです。
石川のお兄ちゃんが、
「小田君、よかったら2人でつかまえましょうか?」
といいました。
ぼくも、「よし頑張るぞ!!」と思いました。
まずはトカゲさんをさがすところからです。
バッグとかに入ったままそのバッグを家に持って帰ったりしたらたいへんです。
女の人たちだったら泣き叫ぶかもしれないのでひっしにさがしました。
なかなかみつかりません。
あきらめかけて部屋のすみをみると、しっぽがちょろっと動きました。
のぞきこむと、大きいのがいました。
石川のおにいちゃんをあわててよびました。
石川のおにいちゃんがきました。
手にはやぶいたガムテープをもっていました。
すばしっこいトカゲをガムテープにペタッとはりつけてつかまえようというのです。
ぼくはそんな石川のおにいちゃんをみて、
「あなた忍者じゃないんだから、そりゃあかなり無理があるんじゃないの、
石川さん。この人たまに思いきったことをするよなあ…」
と心のなかでおもいました。

けっきょく木のはこのいちばん下に逃げこんだところをフタをしてつかまえました。
石川のおにいちゃんと近所の公園にいってにがしました。

ひょっとしたらトカゲのおんがえしがあるんじゃあないかと毎日ドキドキしています。
それにしても、スーツ姿でトカゲを公園まで運ぶ石川にいちゃんの姿は、
れいぎ正しい出前の人みたいでした。
あの人はやっぱりただ者ではありません。
たのしかったです。
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