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よしだゆうじの「うま日記」 Vol.2 阪急杯(GV)
2月23日(木)  はれ
競馬は様々な楽しみ方のできるスポーツです。(まあ、競馬をスポーツと呼ぶかどうか自体議論になるところですが・・・)
ギャンブルである以上資金を増やす楽しみはもちろんあるのですが、それ以外にも、競走馬を無事に出走まで送り出す生産者や育成者の苦労、馬自身の持つ血のドラマ(父馬や母馬にも記憶に新しい馬が増えてきたことに歳を感じます(笑))、思い入れのある騎手や調教師のヒューマンドラマなど、色んな角度から見られるんですよ。
そんな中、今週はジョッキーとしての姿が印象深い調教師が管理する馬が重賞に出走します。その調教師の名前は、南井克巳。私に初めて三冠馬誕生の瞬間を見せてくれた騎手でした。長いJRAの歴史の中でわずか6頭しかいない三冠馬。
なので、「三冠馬誕生の瞬間」なんてものはそう滅多に見られないもので、私も「いつかその瞬間に巡り会えるかな?会えたらいいな!」なんて思っていましたが、その念願を叶えてくれたのが1994年のナリタブライアンでした。しかも、とにかく強かった!当時は3才にして日本に敵なし。あの馬が世界と戦ってたらどうなっただろう?と今でも思わせてくれる馬でした。そのナリタブライアンの主戦ジョッキーが南井調教師。騎手時代、歴代8位の通算1527勝、GT17勝を挙げ、あのオグリキャップの主戦ジョッキーも務めました。1999年に引退後、調教師に転向。2000年、ウイングアローのジャパンカップダートでGT制覇を成し遂げました。その南井厩舎に2頭いる現役重賞ウィナーが阪急杯にスタンバイ。3歳時の2004年に古馬重賞のスワンステークス(GU)を勝ったタマモホットプレイとGV重賞2勝馬ビッグプラネットです。中でも私の注目はビッグプラネット。お母さんは新馬から3連勝して「天才少女」と呼ばれ、1998年の桜花賞2着馬ロンドンブリッジ。その母から受け継いだ圧倒的なスピードを武器に去年、新馬−重賞を逃げて連勝するという離れ業を成し遂げ、クラッシックでも注目を集めた素質馬だけに、完全復活なるかが注目されます。
ちなみに三冠馬ナリタブライアンを育てた大久保正陽調教師は今月で引退。今週がラストウィークになります。また、25日の御堂筋Sには、おそらく最後のナリタブライアン産駒の上級馬ブライアンレターもこのレースが引退レース。
「ナリタブライアン」という一頭の馬で結ばれた様々な縁に、今週末は注目です。